キーエンスの3Dプリンターが秀逸(展示方法も)
言わずと知れた精密機器メーカー・キーエンス。営業力もマーケティング力も突出したパワーを持ち、当然ながら3Dプリンターへのアプローチも力強い。
本記事ではそんなキーエンスの展示会での様子をレポートしたい。
ラピッドプロトタイピングを具現化する姿勢
キーエンスの3Dプリンターに込めるメッセージは非常にシンプルだ。「非常に高精度に出力できますが、現状は試作用途です。最終製品にはつかえないですが大きな価値があります。各部門からの出力依頼にこたえて、午前中の依頼を午後納品してください。試作を何度も繰り返して、最適化することで、いままでのモノづくりのスピード感がひっくり返ります。」(説明員の方)
水で溶けるサポート材
「いままで3Dプリンターを使っていた人は本当にびっくりされるんですが、キーエンスの3Dプリンターは、サポート材が水に溶けるんです。つけておくだけでも溶け出しますが、指ではがしていく事もできます。(説明員の方)」
動画が以下のURLで公開されているので、確認してみてほしい。(埋め込みURLが解放されていなかったのでURLをご案内したい)
https://www.keyence.co.jp/landing/req/3d-printers/agilista-3100_1057_07.jsp
リース金額をサンプル出力するアイディアが秀逸
「でも500万円で稟議あげにくい、という方、このプリンターの中で作っている文字をみてください。リースでいくらでかえるか一生懸命出力しています。」(説明員の方)
思わず周り遠目で説明を聞いていた人たちも、思わず覗き込みに行く。参加者の記憶にもキーエンスの3Dプリンターがしっかりと“印刷”されたことだろう。
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2019年のシェアラボニュース創刊以来、国内AM関係者200名以上にインタビューを実施。3Dプリンティング技術と共に日本の製造業が変わる瞬間をお伝えしていきます。