株式会社サニックスホールディングス(福岡県福岡市、以下、サニックスHD)は、2025年9月8日(月)から14日(日)に開催される2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の「TEAM EXPOパビリオン」において、海洋ごみや産業廃棄物由来の廃プラスチックを素材とした壁画アートを展示する。(上部画像は廃プラスチックを素材とした壁画アート「超密」 作:田中 拓実 氏。出典:田中 拓実 氏、サニックスHD)
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『超密』で多様性を表現
本作品は、本来廃棄されるはずであったプラスチックを再利用し、壁面アートとして再生させたものである。デザインはアール・ブリュット作家・田中拓実氏による「超密」が採用されており、「生態系の多様性」と「人間社会の多様性」が共存する姿を表現している。田中氏は下書きを行わず、一気に描き上げる独自の描法で知られる画家である。
夢洲『TEAM EXPOパビリオン』に壁画アート登場
展示は夢洲フューチャーライフゾーン「TEAM EXPOパビリオン」にて行われる。作品サイズは横3.3メートル、縦2.3メートル。使用される素材は海洋プラスチックごみ、工場で回収された廃プラスチック、さらに再生生分解性プラスチックである。
産学連携と地域の力で実現
制作には広陽商工株式会社、有限会社名古屋工芸が協力し、コーディネートを竹田印刷株式会社が担った。デザインを手がけたのは、静岡県立藤枝特別支援学校の卒業生を中心に構成されたアートクラブ「wonderfulart COMMUNITY(waC)」に所属する田中氏である。今回の展示は、自然と人間社会、そして環境との関わりについて考える契機を来場者に提供し、持続可能な社会の実現に寄与することを目指している。
サニックスHD、持続可能な社会へ挑戦
サニックスホールディングスは1975年に創業し、「次世代へ快適な環境を」を理念に掲げている。戸建住宅や集合住宅の衛生管理・設備保全をはじめ、太陽光発電の調達・販売・施工、産業廃棄物の燃料化とその燃料を活用した発電事業、電力小売など多岐にわたる事業を展開。これらを通じて、脱炭素社会や資源循環型社会の形成に貢献している。また、スポーツを通じた青少年の健全育成や国際交流活動にも積極的に取り組んでいる。
【展示概要】
- 展示期間:2025年9月8日(月)~14日(日)
- 展示場所:夢洲フューチャーライフゾーン「TEAM EXPOパビリオン」
- 作品サイズ:横3.3m、縦2.3m
- 使用素材:海洋プラスチックごみ、産業廃棄プラスチック、再生生分解性プラスチック
- デザイン:「超密」(作:田中拓実氏、waC所属作家)
- 共同制作:広陽商工株式会社、有限会社名古屋工芸
- コーディネート:竹田印刷株式会社
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