CGTraderの使い方【業務編】|多形式対応で設計データを効率的に活用する方法

2026年3月16日

「STL以外のファイル形式も併せて入手したい」「外観検討用の意匠を钰ったモデルを探している」——そんな用途に応えるのがCGTraderだ。STLに限らずOBJ・FBX・STEPなど多様なファイル形式に対応している点が、業務局面で独自の使い勝手を生む。

CGTraderとは——多形式対応の3Dモデルマーケットプレイス

CGTraderは3Dデザインのダウンロードと販売の両方に対応するプラットフォームだ。ゲーム・映像制作向けの3Dモデルも山履だが、3Dプリント向けカテゴリに絞り込むことで業務利用できるデータを効率的に探せる

業務利用の観点での最大の特彴は「1ツのデータに対してSTL・OBJ・FBX・STEPなど複数形式で同時入手できる」点だ。一般のSTLサイトではエクスポートが必要な形式変換が不要になる。

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業務利用に向いているデータの種類

CGTraderの3Dプリント向けカテゴリは、外観・意匠系の業務利用に特に強い。

  • 建築・建設パーツ:山、様、内装パーツなど建築模型・内装サンプルの材料
  • 家具・インテリアパーツ:家具・照明器具・雑貨の意匠確認用モデル
  • 製品外観確認用モデル:高品質なテクスチャ付きモデルは済境・外装デザインの検討に活用できる
  • 車両・機械の外観モデル:外観プレゼンテーション用コンセプトモデルなど

登録からダウンロードまでの手順

  1. サイトアクセスcgtrader.comにアクセス。無料会員登録が必要
  2. カテゴリ絞り込み:メニューの「3D Models」→「3D Printable」を選択。このカテゴリに絞り込むことが最順先
  3. 無料フィルターを有効化:左サイドバーの「Free」チェックボックスを入れる。有料データも多く存在するためこの操作は必須
  4. ファイル形式フィルター:「Formats」フィルターで必要な形式(STL・OBJなど)を指定する
  5. モデルページで確認:3Dビューアーで形状確認。「Formats」セクションで包含ファイル形式を確認
  6. ダウンロード:「Free Download」ボタンから入手。複数形式が包含される場合はZIPで一括DLできる

業務別に最大限活用するための絞り込み活用法

  • 「3D Printable」カテゴリへの絞り込みは必須:CGTrader全体はCG・ゲーム向けモデルが大半を占める。「3D Printable」カテゴリに絞り込まないと造形に向かないデータが大量ヒットする
  • ポリゴン数フィルター:3Dプリント用途に味を引かない高ポリゴンモデルを除外するのに有効。「Polycount」フィルターで低ポリゴンのモデルに絞り込む
  • 全体評価・レビュー数の確認:モデルページのレビュー欄に3Dプリント造形実験のレポートがある場合がある。品質判断の参考になる
  • クリエイタープロフィールの確認:投稿者のプロフィールを確認し、レビュー数・高評価率が高いクリエイターのデータを優先的に選ぶ
  • 形式指定ダウンロード:1つのモデルに複数形式が包含される場合、ダウンロード時に形式を選択できる。造形目的ならSTL、改造目的ならOBJまたはSTEPを選ぶ

ライセンスの確認方法

CGTraderのライセンス体系は他サイトと少し異なる。CCライセンスではなくCGTrader独自のライセンス体系を使用しているため、内容を先に確認することが重要だ。

  • Royalty Free License(ロイヤリティフリー):標準ライセンス。商用利用可能だが、再販売・再配布は不可。社内展示・試作・プレゼン用途にこのライセンスのデータが使いやすい
  • Extended License(拡張ライセンス):再販売・大量避造・公開展示品への使用が許可される有料ライセンス。販売品への流用にはこちらが必要
  • Personal License:個人利用のみ可能。業務利用は不可

無料データには主にRoyalty Free Licenseが適用されるため、社内試作・展示・意匠確認の用途であれば業務利用できるケースが多い。ただし完全性の高い販売品への流用には拡張ライセンスを確認のこと。

業務活用事例

  • 建築・建設業のスケールモデル制作:家具・建築パーツの意匠確認用モデルを入手し、スケールモデルに組み込んで検討
  • 対外プレゼン用ビジュアルモデルの制作:顧客への諾案提示用に、高品質な外観イメージのモデルを待入してプレゼン資料に活用
  • OBJ形式によるフルカラー確認:OBJ形式はテクスチャ情報を保持できるため、フルカラー3Dプリンターでの色表現確認に活用できる
  • 製品外観のコンセプト検討:化粧局面で外観デザインの複数バリエーションを鳢形造形し、視覚的に比較検討する

注意点・弱点

  • 無料データは比較的少ない:プロクリエイターによる高品質なデータの多くは有料。「Free」フィルターを必ず有効にして使う
  • 工業系機構データは少ない:GrabCADと異なり、実装設計向けの機構データは少ない。意匠・外観確認用途に限定する
  • 3Dプリント適性の事前確認が必要:CG・ゲーム向けモデルが混在しているため、最終造形前に小ファイルでテスト造形して構造を確認することを推奨

6サイトの使い分け

目的推奨サイト
工業部品・STEP形式CADデータGrabCAD
FDM造形前提・高品質実用品Printables
データ数優先・宼法カスタマイズThingiverse
マルチカラー造形・AMS設定済みMakerWorld
製作手順・機構検討・研修教材Instructables
外観・意匠確認・多形式対応データCGTrader

まとめ

CGTraderは「STL以外の形式も同時入手したい」「外観・意匠確認用の高品質モデルを探している」場面でユニークな価値を発揮する。建築・建設業・インテリア業・製品外観検討に強いサイトだ。「3D Printable」カテゴリ絞り込みと「Free」フィルターの両方を必ず有効にした上で検索することで正しく活用できる。

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編集/記者

2019年のシェアラボニュース創刊以来、国内AM関係者200名以上にインタビューを実施。3Dプリンティング技術と共に日本の製造業が変わる瞬間をお伝えしていきます。

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