日本初進出!APPLE TREE社が「STARAY」シューズブランドを3Dプリンターで展開!
APPLE TREE株式会社(大阪府大阪市中央区、以下、APPLE TREE社)は、次世代の3Dプリンターを活用したシューズブランド「STARAY」を自社の新しいオリジナルブランドとして発足させた。同社は3Dプリントシューズ市場へと本格的に参入し、これからの市場に対する新たな挑戦を始めている。(上部画像はAPPLE TREE社のプレスリリースより。出典:APPLE TREE社)
「STARAY」とは
「STARAY」は、エルゴノミクスデザインを基盤とした人体工学に基づいた設計を採用し、さらにAM技術を用いた3Dプリントを駆使している。ファッションと先端テクノロジーを融合させることを目指しており、快適さや耐久性に優れ、環境にも配慮したフットウェアを提供する3Dプリントシューズブランドである。
3Dプリント技術の進化と「STARAY」の誕生
1980年に日本で生まれた3Dプリント技術は、1987年にアメリカを通じて世界中に広がり、その後2007年に特許が切れたことでオープンソース化が進展した。このオープンソース化により、多くの企業が手頃な価格の3Dプリンターを提供し、特に製造業を中心にさまざまな業界へ急速に浸透していった。2017年頃には、3Dプリントシューズなどのアイテムがファッション業界に現れ始め、「STARAY」もそのトレンドに乗って登場したブランドの一つである。このブランドは、3Dプリント技術とファッションを融合させることで、新しいスタイルを提案している。
APPLE TREE社の「3DM」コンセプト
APPLE TREE社は「3DM」という独自のコンセプトを提唱している。この「3DM」は、「Dispersed(分散型)」「Digital(デジタル化)」「Direct(直接)」の3つの「D」と、「Manufacturing(製造)」を組み合わせた造語だ。このコンセプトは、海外の工場に頼ることなく、どこでも稼働可能な完全自動化された3Dプリンターファームによる製品製造を目指している。このアプローチにより、製造業における地理的な制約を打破し、分散型デジタル生産の実現を可能にしている。
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