デザインの力で生まれ変わるフェイスシールド
コロナ感染拡大が終わらぬまま突入した2020年のゴールデンウィーク。緊急事態宣言が5月末まで延長され、テレビ報道でも、コロナの感染終息ではなく「Withコロナ」「新しい生活様式」などの言葉で、コロナといかに付き合うかを取り上げるようになってきた。
そんな中、写真共有SNSのインスタグラム上で、斬新だが日本人にはなじみのあるフェイスシールドが話題になっているので紹介したい。(写真は http://joedoucet.com/ より)
ワクチン接種が効果的であることが確認され、グローバルな大規模な予防接種プログラムを通じて展開されるまで、私たちは皆、社会的距離とPPEの形態を日常業務に統合する必要があります。研究によると、フェイスシールドまたはバイザーは、手術スタイルのフェイスマスクよりもはるかに効果的ですが、現在の基本的な形式では、不快で扱いにくいものです。人々が単に我慢するのではなく、実際に着用したいフェイスシールドを作成するために、Joe Doucetはサングラスレンズと腕が組み込まれたシールドを設計しました。顔面シールドだろう。基本的な顔面シールドのデザインを改善することで、その使用法の普及が促進され、誰もが私たちを待っている「新しい標準」に順応できるようになることが期待されます。
https://www.instagram.com/p/B_h0xrODxe0/?utm_source=ig_embed
一定の年代以上の方は、科学忍者隊ガッチャマンという作品を思い出されるに違いない。(学校で透明な下敷きやクリアファイルで真似をした男性も多い事だろう。)テニスのサンバイザーとバイクのヘルメット以上に、日常生活にあのスタイリッシュな姿が侵食してくることになろうとは。まさに未来は定かではない。
このスタイリッシュなデザインのフェイスガードはニューヨークとロンドンを中心に活動するデザイナー、ジョン・ドウケット氏の手によるデザイン。 (SSL対応されていないので、ご不安の方はツイッターをご覧ください)
シチズンなどをはじめとして国際的なブランドの仕事を多く手掛ける同氏のデザインには、止むを得ず付けるフェイスガードをファッションとして自然に付けたくなる魅力がある。サングラスのフレームをもとに作成されているとのことで、額で止めるフェイスガードよりも安定感がありそうだ。現状はコンセプトワークとしてデザインされたものだとみられるが、製造パートナーを探す動きもあるようなので、富裕層向けに少数生産などを具体的に検討したい方は、ツイッターなどから問い合わせてみてほしい。
2019年のシェアラボニュース創刊以来、国内AM関係者200名以上にインタビューを実施。3Dプリンティング技術と共に日本の製造業が変わる瞬間をお伝えしていきます。