1. HOME
  2. 業界ニュースTOP
  3. ICC FUKUOKA 2025 デザイン&イノベーションアワードにて準グランプリを受賞 ― amidex

ICC FUKUOKA 2025 デザイン&イノベーションアワードにて準グランプリを受賞 ― amidex

amidexのサイト、お知らせページより。

徳島大学歯学部発のベンチャー企業、株式会社amidex(アミデックス、徳島県徳島市、以下、amidex)が2025年2月18日・19日に開催された「Industry Co-Creationサミット FUKUOKA 2025(ICC FUKUOKA 2025)」のデザイン&イノベーションアワードにおいて、準グランプリ(3位)を受賞した。(上部画像はamidexのサイト、お知らせページより。出典:amidex)

amidexとは

amidexは、徳島大学歯学部発のベンチャー企業として設立された。徳島市に拠点を置き、最先端の歯科医療技術の研究開発を行う企業である。特に、歯を削らずに治療する技術や、3Dプリンターを活用した精密な補綴技術の開発に注力している。

従来の歯科治療では、虫歯の進行を止めるために歯を削る必要があったが、amidexは再石灰化を促す特殊な薬剤や、歯の形状を精密に再現する3Dプリンティング技術を駆使し、歯をできるだけ削らずに治療する方法を実現した。この技術は、患者の負担を軽減し、歯の寿命を延ばすことにつながるとして注目されている。

また、長期的な口腔内の健康維持を目的とした新たな治療法の開発にも取り組んでおり、国内外の歯科医療機関との連携を強化している。amidexは、先端技術を活用した歯科医療の革新を目指し、低侵襲な治療の普及を推進する企業として今後の成長が期待されている。

独自の透明な型にCRを注入するアミデックスの治療イメージ
独自の透明な型にCRを注入するamidexの治療イメージ(出典:amidex)

ICC FUKUOKA 2025とは

ICC FUKUOKA 2025は、日本国内における最大級のスタートアップピッチイベントの一つであり、有望なベンチャー企業から老舗企業まで、多岐にわたる企業が一堂に会する場である。本年度のアワード審査会には、厳選された10社が参加し、100名以上の審査員による厳正な審査が行われた。ファイナルラウンドでは、5社の代表が3分間のプレゼンテーションを実施し、オフィシャル審査員の投票により最終順位が決定した。

amidexの受賞と今後の展望

amidexは、「歯を削らない治療で、世界に感動を!」というミッションのもと、革新的な歯科治療技術を開発・提供している。今回の受賞は、同社の技術が日本国内のみならず、世界市場においても高く評価され、求められていることを証明するものとなった。

自らの歯で噛み、話し、笑うことが当たり前となる未来の実現こそが、amidexの目指す世界である。本受賞を契機として、さらなる技術革新および市場拡大を進め、より多くの人々に同社の技術を届けるため、国内外のパートナー企業との連携を強化していく方針だ。

今後もamidexは、「人々の健康を守る新しいスタンダード」を築き上げ、歯科医療の新時代を切り拓いていく。

デンタルの関連記事

今回のニュースに関連するものとして、これまでShareLab NEWSが発表してきた記事の中から3つピックアップして紹介する。ぜひあわせてご覧いただきたい。

国内外の3DプリンターおよびAM(アディティブマニュファクチャリング)に関するニュースや最新事例などの情報発信を行っている日本最大級のバーティカルメディアの編集部。

サイト内検索

関連記事