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独ProGlove、3Dプリンティング技術でバーコードスキャナーの造形プロセス効率化に成功

以前、3Dプリンティング業界に特化したベンチャーキャピタル、AM VenturesのLee, Sang Min氏に同社の投資ポートフォリオの一つ、DyeMansion社をご紹介いただいた

そのDyeMansion社が、ウェアラブルバーコードスキャナーメーカーのProGloveと共同で最新製品の造形プロセスの効率化を達成した。(画像は、ProGlove公式サイトより引用)

AM技術を用い、ウエアラブルバーコードスキャナーの造形からクリーニングまでを一気通貫で

ウェアラブルバーコードスキャナーメーカーのProGloveは、AM技術を用いながらDyeMansionとFORMRISEとの共同で、最新製品の連続生産を達成した。

ウェアラブルバーコードスキャナーのイメージ画像(ProGlove社公式Webサイトより引用)

まずProGloveは、プロトタイプ制作のために、外線レーザーを用いて高温で粉末を焼結するSLS技術を採用することで、より複雑な形状を作成でき、バーコードスキャナーを組み立てるのに必要なコンポーネントの量の削減に成功した。しかし、同社は射出成形に匹敵する機械的性能を達成するのに苦労し、パーツの色付けで問題が発生するなどさまざまな課題を抱えていた。

そこで、同社は課題解決のために、DyeMansionおよびFORMRISEに協力を仰いだ。DyeMansionについては以前ご紹介した通り、ドイツ語圏ヨーロッパ地域に本社を置く3Dプリンティング部品を高付加価値製品に変換する後処理の世界的リーダーである。FORMRISEは、AMに関連するコンサルティングやソリューションエンジニアリング、受託製造サービスなど幅広いサービスを提供する企業だ。

ProGloveは製品完成までの流れとして、まずFORMRISEを介してバーコードスキャナーのケーシングを印刷し、3Dプリンターで造形したパーツをDyeMansionのPOWERSHOT Cプラットフォームでクリーニングを行う。また同社のPOWERSHOT Sマシンで半光沢のある傷のつきにくい表面で仕上げ、ProGloveブランドであるオレンジ色に均一に染色する流れとなっている。後処理工程には全体として、3時間ほどをかけている。

Print-to-Productワークフローにより、開発には競争力のある部品があり、SLS方式で実際に連続生産が可能であることが分かりました。また、PolyShotSurfaceingを用いて優れた表面を実現しています。

ProGlove 生産担当副社長、KonstantinBrunnbauer氏
POWERSHOT Cプラットフォーム(DyeMansion公式Webサイトより引用)

私たちは再現可能なプロセスを持っています。表面全体に完璧な着色があり、AM技術を用いた造形プロセスにより、射出成形など従来の製造技術と遜色のない製品に仕上げることができます。AM技術は、メーカーとしての私たちにとって、信頼できるプロセスと製品をさらに強化する自由を与えてくれます。

ProGlove 生産担当副社長、KonstantinBrunnbauer氏

3Dプリンティングを用いたこのプロセスは、最大10,000個の生産に利用されている。ProGloveによると、3DプリンティングとDyeMansionの後処理ツールは、製品の品質を向上させ、摩耗への耐久性を向上し、表面仕上げを行うことで、全ての製品の再現性を確保しているとのこと。同社は現在、MARKデバイスの生産を増やしており、今後はDyeMansionと協力して新製品を開発していく。


Bosch、Audiなどを顧客に持つウエアラブルバーコードスキャナーのスタートアップ―ProGloveについて

ProGloveは、産業用バーコードスキャナーにユビキタスデジタルデバイスを採用し、スマートでウェアラブルにするという理念の下、市場進出を開始。6年以上前に設立され、以来DyeMansion社と協力してきた。同社はすでにSeat、Bosch、Audi、Volkswagen、Kuka、Lufthansa Technikなどの名だたる企業を顧客とし、3Dプリンティング機器を用いて顧客にサービスを提供している。

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シェアラボ編集部 | + posts

3Dプリンタ―の”先進っぽさ”を感じさせる作りに男心をくすぐられる毎日。さまざまな業界にて活用されるアディティブ・マニュファクチャリングの今をお届けします!最近のニュースは、鳥を飼い始めたこと。

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