製造企業の課題をAMで解決するポイント満載!9月12日・13日【Webinar Week】「3Dプリンティング・AM技術」 「ものづくりに役立つAI」開催
2024年9月12日(木)・13日(金)に、企業合同オンラインセミナーイベント『3Dプリンティング・AM技術 Webinar Week』『ものづくりに役立つAI Webinar Week』(事業主体:株式会社松井製作所 運営:株式会社まなれぼ 協賛:一般社団法人日本AM協会 グリーン・モールディング・ソリューション協会)が開催される。シェアラボでは今回、特に「3Dプリンティング・AM技術」講演企業から事前に行ったヒアリングを基に、どのような製造企業の課題をAMで解決する内容かについて、そのポイントをまとめてお伝えする。(上記画像提供:Webinar Week事務局)
Webinar Week「3Dプリンティング・AM技術」 「ものづくりに役立つAI」開催概要
今回は昨年2023年9月に開催され、アーカイブ録画を含めたのべ視聴回数が2,600回超えという、大変好評であったウェビナー「3D Printing Webinar Week」に続く2回目の開催。前回については、シェアラボでも以下の記事でお知らせした。今回は「ものづくりに役立つAI 」を同時開催し、様々な製造企業の課題をAMやDXで解決する豊富な情報が提供される。
【開催日時 】
9月12日(木)10:30~14:55 『3Dプリンティング・AM技術 Webinar Week 2024』
9月13日(金)13:00~16:25 『ものづくりに役立つAI Webinar Week 2024』
【実施形態】
Zoom・Teamsなどを使用したウェビナー ※PC・スマートフォンいずれでも視聴可能
【イベントスケジュールと参加申し込み方法】
イベントページ https://webinarweek.net/ww/2024093DPAI/SL
視聴登録時には上記のリンク先のイベントページに記載の招待コードをご使用ください。
「3Dプリンティング・AM技術」の企業講演内容のポイント
ここでは特に9月12日「3Dプリンティング・AM技術」 の企業講演スケジュール順に、事前にヒアリングした情報から、講演ではどのような製造企業の課題解決に役立つ内容か、また一番伝えたいことは何かについてポイントをお伝えする。
株式会社ソディック
「金属3Dプリンタによるダイカスト金型への適用事例と新製品OPM250L+のご紹介」
どのような製造課題解決に役立つ? | |
ダイカスト製造における生産数の向上と使用エネルギー削減課題の解決。金属3Dプリンターで3次元冷却水間を配置した金型を製造すると、最適な金型の温調ができ、金型の耐久性向上とメンテナンス時間の短縮につながる。 | |
最も伝えたいことは? | |
金型業界のお客様のお困りごとを製品開発の軸としてきた同社の独自技術。いま日本では、これまでにない価値が得られるとして、AMでの金型作りの活用が加速している。 |
SOLIZE株式会社
「国内事例から学ぶ最終製品製作に最適な3Dプリンター」
どのような製造課題解決に役立つ? | |
サステナビリティ対応、在庫・輸送の最適化、カスタマイゼーションへの対応、補給部品や金型保管への対応などの経営課題の解決。補給部品や量産部品の製造に適する3Dプリンターやライフサイクルアセスメントに寄与できる材料を紹介。 | |
最も伝えたいことは? | |
大事なことは自社が抱えている課題解決に一番適正な3Dプリンターはどれであるか見極めること。サービスビューロ・ユーザーとしての長年の経験を持つ同社に「どんなプリンターが欲しいのか」よりも「どんな課題があるのか」から相談してほしい。 |
SOLIZE株式会社
「【生技担当者必見】現場改善、生産効率改善に役立つ3Dプリンター活用術」
どのような製造課題解決に役立つ? | |
生産現場でのダウンタイム・歩留まり・作業負荷・効率・品質などの課題改善と、それに役立つ3Dプリンターの活用方法を紹介。 | |
最も伝えたいことは? | |
設計・解析を効率的に組み合わせることで効果的に課題解決がすることが可能。国内事例紹介から、自社での取り組めそうなことを考えるきっかけにしてほしい。 |
株式会社アスペクト
「AMを活用した最終製品製造の事例紹介」
どのような製造課題解決に役立つ? | |
AMでの製品製造には、理論に裏打ちされた再現性確保が必要。 | |
最も伝えたいことは? | |
様々な使用環境で使われる部品製造へのAM活用の課題を解決。装置パラメーターをオープンにし、原料メーカー、装置ユーザーの研究開発による、耐薬品性に優れているなど多くの樹脂材料を紹介。 |
エス.ラボ株式会社
「廃プラスチックリサイクルとペレット式3Dプリンター」
どのような製造課題解決に役立つ? | |
サステナビリティ対応、樹脂材料リサイクル課題の解決。廃材から価値ある製品づくりを行う「アップサイクル」をご紹介。 | |
最も伝えたいことは? | |
廃プラスチックのリペレット化をコンパクトなスペースで可能にするシステムと、再ペレット化した樹脂を同社独自の「ペレット式3Dプリンター」で3Dプリントすることが可能。ペレット式3Dプリンターは試作時に量産製品に近い評価が得やすく、大きなものを早く作れることも魅力。 |
株式会社松井製作所(上海)
「金属3Dプリント金型の応用と関連サポート技術 」
どのような製造課題解決に役立つ? | |
樹脂成形における成形サイクルの短縮、成形品の寸法精度、外観形状の課題改善。金属3Dプリンティングは金型に合理的な冷却水間を形成できる。 | |
最も伝えたいことは? | |
金属3Dプリント金型をうまく利用するには、関連のサポート技術が欠かせない。同社は3D水管専用カナオン、水管流量検知、H&C成形制御装置などのサポート技術が提供できる。 |
9月13日「ものづくりに役立つAI 」講演
SOLIZE株式会社
「AI×3D CADデータによる3Dプリントの手戻り削減と品質向上の秘密」
どのような製造課題解決に役立つ? |
開発設計や製造における3Dプリンティング工程のリードタイムと手戻り削減の課題を、AIを使った3Dプリント自動評価システムで改善。 |
最も伝えたいことは? |
開発設計経験者による図面や3Dデータの製造性チェック、見積発注の作業を無料の「3Dプリント自動評価システム」で効率化。製造・購買のDX推進者にも参加をおすすめしたい。 |
参加をお勧めする理由
3Dプリンティングは最近海外先進地域だけでなく、日本においても実用部品製造、製造用型、治工具など、製造目的や現場で使われる例が急速に増えている。一方で、「3Dプリンターを使うこと」が検討目的となってしまい、何からどうすればよいのかわからない、または活用に行き詰まる例もある。今回のWebinar Week「3Dプリンティング・AM技術」 の講演は、元から製造に長く深く関わってきた企業からの講演が多く、多くの製造企業が抱える課題を改善解決するヒントやカギとなる情報が得られるので、3Dプリンティングを課題解決にどう実際に活用するかを「自分ごと」として考える機会として、ぜひ参加をお勧めしたい。また3Dプリンティングを含むDX(デジタルトランスフォーメーション)に有用となるであろうAI活用の情報が得られる「ものづくりに役立つAI」にも併せて参加されたい。
設計者からAMソフトウエア・装置販売ビジネスに20年以上携わった経験と人脈を基に、AMに関わるみなさんに役立つ情報とつながりをお届けしていきます。