APPLE TREEがMarkforgedと販売代理店契約を締結
3Dプリンターと3Dスキャナーの企画製造および販売を行うAPPLE TREE株式会社(大阪府大阪市)が、アメリカの3DプリンターメーカーMarkforged社との販売代理店契約を2023年3月22日に締結した。Markforged社製の3Dプリンターを大阪本社のショールームに設置し、5月19日から販売活動を開始している。ショールームは予約制。東京ショールームでの展示は現在準備中とのこと(画像は大阪ショールームの様子/出典:APPLE-TREE社)。
Markforged社製カーボンファイバー3Dプリンターを3種設置
APPLE TREE社の大阪ショールームでは、高い強度と軽さを有した造形が可能な、Markforged社製カーボンファイバー3Dプリンターが3種設置される。設置される機種は大型3Dプリンターの「FX20」、工業用のカーボンファイバー3Dプリンターの「X7」、デスクトップ型のカーボンファイバー3Dプリンター「Mark Two」の3種。工業用の大型装置からデスクトップ型の3Dプリンターまで、幅広いラインナップとなっている。
APPLE TREE社では、Markforged社の3Dプリンターだけでなく、同社のプリント素材やソフトウェアの取り扱いも同時に始めている。3Dプリントのプリント素材に求められる強度や品質の要件に対し、従来のPLAやナイロン、ABSなどの材料では対応が難しくなってきている現状がある。
APPLE TREE社は、Markforged社が持つ優れた表面仕上げで正確なパーツを造形できるマイクロ炭素繊維充填ナイロン「Onyx」や、非常に硬く耐久性があるカーボンファイバーといった高強度材料に注目している。今後はMarkforged社との協力を通じて、高強度材料を取り扱うことで日本のAM市場の顧客のニーズによりよく応えていくことを目指すと発表した。
APPLE TREE社はMarkforged社の3Dプリンターだけでなく、3DプリンターメーカーのFLASHFORGE社や、3DスキャナーメーカーのSCANTECHの製品も代理店として扱っている。
ShareLab NEWSでは過去にAPPLETREE社の東京ショールームについて取り上げているので、ぜひ以下のリンクから記事を確認していただきたい。
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