Arevoのクラウドファンディングが国内最大級の7億円の大台を突破
株式会社R-StartupStudio(アールスタートアップスタジオ 以下、R-StartupStudio)は、大型3Dプリンティングの技術を持つスタートアップ「Arevo(アレボ)」のクラウドファンディングを、米国のプラットフォームIndiegogoにて行っており、その支援額が9月16日に7億円を突破したことを発表した。
(写真:R-StartupStudioロゴ/R-StartupStudio公式サイトより引用)
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R-StartupStudioが支援するクラウドファンディング「Arevo(アレボ)」
Arevoは、大型3Dプリンターに関連するソフトウェア開発・プリント技術・ロボティクス開発を一気通貫して行うスタートアップ企業である。
ShareLab編集部でもご紹介した「Superstrata(スーパーストラータ)」は、今回のクラウドファンディングを行っている商品である。最近では、どんな強敵にも負けない「ウルトラマン」と、連続カーボンファイバー複合素材で製作されている「Superstrata」の「強さ」に共通点を持ち、「Superstrata Ultraman edition」というユニークなデザインの販売も開始したことで話題に上がっている。
自社の大型3Dプリンターを用いて、カーボンファイバーなどの新素材を活用した3Dプリンティング技術を強みとして、自転車だけでなく車や船や飛行機や大型の建造物なども製造可能な技術を持っている。
7月13日からIndiegogoでクラウドファンディングをスタートし、日本時間の9月16日夜、ついに大台である7億円の支援金額を突破した。
R-StartupStudioとは
ディープテック領域のプロジェクトを支援する独自の仕組み
R-StartupStudioは、2019年1月に設立した社会課題の解決に繋がる可能性のある新しい技術を持つプロジェクトの包括的な支援を行っている企業である。
研究開発から製品化までに莫大なコストがかかるディープテック領域のプロジェクトは、既存の国内のエコシステムの中ではその成長の可能性を十分に引き出すことが出来ないことが課題となっていた。そこで同社は、IndiegogoやKickstarerなどの海外クラウドファンディングのプラットフォームを活用することで、株式を売り出すことなく世界中から資金を含めたリソースを調達し、更に世界のメディアやファンドにPR出来る方法という、新しいプロジェクトの形を構築した。
国内最大級の7億円突破の成功の秘訣
クラウドファンディングで7億円を超える金額が集まることは、日本のマーケットではほぼない。なぜなら、日本と海外ではクラウドファンディングマーケットの規模が桁外れに違うためだ。当然海外のマーケットで勝負するには言語や文化の壁や、国内とは違う広告戦略やデザイン・マーケットなどの知識や経験が必要になり、結果を出すことは容易ではない。
今回、7億円規模のクラウドファンディングに成功したR-StartupStudioには、国内外のクラウドファンディング経験が豊富なクリエイターが多数在籍し、各種スキルを持ったクリエイター達がギルドを組み、起業家と伴走することによってクラウドファンディングを成功に導いている。
海外向けクラウドファンディング支援キャンペーン
R-StartupStudioは、これまでの成功事例や失敗事例から得たナレッジをフルに活かし、世の中を変える可能性を持つスタートアップやプロジェクトの支援を行っていく。その一貫として今回、国内最大級7億円の大台を突破したことを記念して、完全無料で『海外向けクラウドファンディング支援キャンペーン』を行うことを発表した。
世の中を変える可能性のある技術であれば、どんなニッチな技術でも応募可能。戦略やストーリーメイクなども一緒に支援していくとのこと。
R-StartupStudio主催 海外向けクラウドファンディング支援キャンペーン
受付期間:9月24日~10月23日まで
※対象となる支援は3プロジェクト限定で審査申込期限は9月24日~10月23日(先着ではなく審査制)
応募URL:https://forms.gle/LHEdAjkYpwMroQcV7
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3Dプリンターの繊細で創造性豊かなところに惹かれます。そんな3Dプリンターの可能性や魅力を少しでも多くの人に伝えられるような執筆を心がけています。