3DPCが新たにWASP社の3Dプリンター4機種の販売を開始
株式会社3D Printing Corporation(本社:神奈川県横浜市、以下「3DPC社」)は、イタリアの3DプリンターメーカーWASP社の3Dプリンターの販売を開始した。販売を開始したのは、ペレット方式(FGF)3Dプリンター「4070 HDP」、「3MT HDP」、クレーン3Dプリンター「Crane WASP」、コンクリート3Dプリンター「Delta WASP 3MT CONCRETE」の建設用3Dプリンターを含めた4機種である。
WASP社製3Dプリンター4機種の特徴
ここでは、ペレット方式(FGF)3Dプリンター 「4070 HDP」、「3MT HDP」、クレーン3Dプリンター「Crane WASP」、コンクリート3Dプリンター「Delta WASP 3MT CONCRETE」 のそれぞれの特徴を取り上げる。
ペレット方式(FGF)3Dプリンター「4070 HDP」「3MT HDP」
「4070 HDP」と「3MT HDP」 の特徴は、粒状のペレット素材を使用できる点にある。また、複数の素材をかけ合わせることも可能だ。
海洋プラスチックごみの増加が問題となっている現在、日本でも海洋プラスチックごみを再利用した買い物かごや、文房具など、リサイクル製品が開発されている。「4070 HDP」と「3MT HDP」 はPLAやABS、PPだけでなく、食品パッケージのリサイクル素材、海洋プラスチックごみや漁網をペレット化し、プリント素材としてモデルを造形した実績がある。
クレーン3Dプリンター「Crane WASP」の特徴
クレーン3Dプリンターはその名の通り、建設用クレーンのかたちをした3Dプリンターだ。「Crane WASP」はコンクリートやセメント、天然素材を造形材料として、住宅や宿泊施設、店舗などが造形できる。最大造形サイズは直径6300mm 、高さ3000 mm。
コンクリート3Dプリンター「Delta WASP 3MT CONCRETE」の特徴
コンクリート3Dプリンターの「Delta WASP 3MT CONCRETE」は、コンクリートをはじめ、磁器、セメントモルタル、粘土、天然繊維、粘土ベースの混合物などのさまざまな材料をプリント素材として使用できる。カーブやくぼみを精密に再現できる高い設計自由度があるため、アートや建築・建設領域での活用などに適しているという。
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