1. HOME
  2. 業界ニュースTOP
  3. SCANTECHの次世代プロ仕様3Dスキャナー「3DeVOK MT」登場

SCANTECHの次世代プロ仕様3Dスキャナー「3DeVOK MT」登場

SCANTECHの次世代プロ仕様3Dスキャナー「3DeVOK MT」登場

SCANTECHの日本正規代理店であるAPPLE TREE株式会社は、産業用クラスの高性能3Dスキャナー「3DeVOK MT」の販売を開始した。「3DeVOK MT」は、マーカー(ターゲットシール)不要の高速スキャンを実現し、作業効率を飛躍的に向上させる次世代モデルという位置づけだ。(画像提供、AppleTree社)

SCANTECHスキャン技術

通常の3Dスキャナーは、物体の形を正確に捉えるために、専用のシール(ターゲット)を貼ってスキャンすることが多い。正確な計測のための目印となるターゲットは一枚だけではなく、複数枚貼り付ける必要がある上、貼り方が悪いと計測誤差にもつながるため、準備作業として少なくない時間がかかる作業だ。しかし、「3DeVOK MT」は マルチ光源技術と高度なアライメント機能 により、ターゲットなしでも物体の形を正確にスキャンできる。つまり、ターゲットを貼る手間が省け、すぐにスキャンを開始できるため、作業がより速く、簡単になるというメリットがある。作業後も多数のマーカーをはがす手間もなく前後工程にかかる時間を大きく削減できるだろう。

幾何特徴、テクスチャ、マーカー認識技術を統合したハイブリッドアライメントを備え、さまざまな環境下でシームレスなスキャンを実現する。また、最大4,500,000点/秒のデータ取得速度と70fpsのフレームレートにより、高速かつ安定したスキャンが可能だという。

「3DeVOK MT」 の多用途対応の高い柔軟性

「3DeVOK MT」は、50mmから5mまでの幅広いサイズの対象物をスキャンでき、複雑な素材にも対応する。黒色や反射面、多色の物体でもパウダー不要でスムーズにデータを取得できる点が特長だ。また、屋内外を問わず、低照度環境や直射日光下でも高精度なスキャンを実現する。

最大4,500,000点/秒のデータ取得速度、70fpsのスキャンフレームレートを実現。黒色パーツや髪の毛など従来計測が難しいとされている対象物にも専用スプレーなどを塗布せずにスキャンが可能になっているという。

「3DeVOK MT」 幅広い活用分野

3つの光源モードでターゲットレス3Dスキャンに対応し、簡単な操作を実現。
34本のブルーレーザーによる高効率スキャンと最大0.04mmの精度を実現。 
IEC60825認証の目に安全な技術を採用。光なしスキャン、髪のスキャンなどもサポート。

本製品は、リバースエンジニアリング、人体デジタル化、アートデザイン、研究・教育分野など、さまざまな用途に適用可能である。34本のブルーレーザーにより最大0.04mmの高精度スキャンを実現し、一般的な3Dデータフォーマット(.asc、.stl)にも対応。リバースエンジニアリングソフトウェアとの互換性も高い。また、医療リハビリ設計や個別カスタムボディパーツの製作、アートポートレートデザインにも活用できる。

税制優遇措置に対応

「3DeVOK MT」は、中小企業経営強化税制(A類型)の対象となるため税制優遇措置を活用した導入が可能だ。これにより、企業のデジタル機器導入コストの負担を軽減できる。

中小企業経営強化税制を活用した導入が可能

SCANTECHの最新3Dスキャナー「3DeVOK MT」は、その高い性能と多用途性により、さまざまな業界での活用が期待される。詳細情報は、APPLE TREE株式会社の製品ページで確認できる。

システム開発会社のエンジニア、WEB制作会社のディレクターなどを経て独立。現在は企業コンサルティング、WEBサイト制作の傍ら3Dプリンターをはじめとしたディープテック分野での取材・情報発信に取り組む。装置や技術も興味深いけれど使いこなす人と話すときが一番面白いと感じる今日この頃。

サイト内検索

関連記事