APPLE TREE株式会社(大阪府大阪市)は、延期となっていた3Dプリント枕プロジェクトをリニューアルし、「4D MAKURA LATTICE3000」として2026年3月6日よりGREENFUNDINGにてクラウドファンディングを再始動すると発表した。
目次
3Dプリント技術による一体成形ラティス構造を採用

「4D MAKURA LATTICE3000」は、同社が新たに立ち上げた「Lattice&Life」ブランドの第1弾プロジェクト。最新の3Dプリント技術を用いて枕全体を格子状(ラティス)構造で一体成形しており、頭と首を自然に支える設計となっている。
従来の枕は素材や詰め物に依存する構造が主流で、寝姿勢のサポートや寝返りのしやすさ、通気性などで妥協が生じやすかった。本製品は構造設計そのもので圧力分散を実現し、寝返りを妨げない自然なフィット感と、長期使用でもへたりにくい耐久性を両立させたという。
素材には植物由来成分を含むエラストマーを採用。丸洗いが可能な設計となっており、日常的に清潔な状態で使用できる点も特徴だ。
3Dプリンター普及のためにまず自分たちが最終製品を製造販売するという決意
TCT Japanで朴社長に直撃インタヴューしたところ、「まだ身の回りの製品に3Dプリンターで製造されている製品がすくない。3Dプリンターが身近になればもっと使える幅が広がるはず」(朴社長)という思いから3DプリントシューズブランドStarRayの販売にも乗り出しているほか、自社プロダクトの開発製造に取り組んでいる。

今回の3Dプリント枕は中国の工場に製造委託するということだが、自社でも3Dプリンターを並べた製造工場を立ち上げたいと意気込みを見せた。APPLE TREEは名古屋工芸に協力し、Bambu Labの3Dプリンターを100台並べた並列生産工場を立ち上げているが、ただの装置販売にとどまらない3Dプリンターによる最終製品製造を自ら手がけようとする強い意志を行動に移し続けていく構えだ。
製品仕様とクラウドファンディング概要
- サイズ:約300mm x 約500mm x 約70~90mm
- カラー:ホワイト
- 重量:約0.6kg
- 同梱物:枕本体
- 別売り(オプション):専用枕カバー
本プロジェクトはGREENFUNDINGにて実施予定。スケジュールは以下の通り。
- プロジェクト開始日:2026年3月6日
- プロジェクト終了日:2026年4月30日
- リターン発送予定:2026年5月~6月末
また、LINE公式アカウントにお友だち登録した方を対象に、「4D MAKURA LATTICE3000」購入時に専用枕カバーを無料プレゼントするキャンペーンも実施予定とのこと。
Lattice&Lifeは、3Dプリント技術で生活用品の常識を塗り替えることをコンセプトに掲げるプロジェクト。今回の枕を皮切りに、日用品領域への展開を計画している。中身や素材だけに頼らず、構造設計によって体験そのものを設計する、新しいものづくりを目指すとしている。
2019年のシェアラボニュース創刊以来、国内AM関係者200名以上にインタビューを実施。3Dプリンティング技術と共に日本の製造業が変わる瞬間をお伝えしていきます。



