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AMのスペシャリストに聞いたJMCの新たなAdditive Manufacturingサービスとは

以前ShareLabでご紹介した、株式会社JMC(以下、JMC)がElectro Optical Systems Japan株式会社(以下、EOSジャパン社)と協同し「樹脂3DプリンターAMサービス」を開始し、今年6月にAMサービスのサイトがフルオープンした。

今回新たなAMサービス提供開始にあたって、JMCの担当者にウェブ会議でお話を伺った。
ご対応いただいたのは、JMCの山田氏だ。山田氏はながらくAdditive Manufacturing(以下、AM)でのモノづくりに携わりEOS社のAMコンサルタントとしてきた経歴を持つAMのスペシャリストだ。
(写真:山田氏 JMC社よりご提供)

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-まずは、 今までJMCが提供してきたAMサービスと、これからEOS社協同で提供していくサービスの違いを教えて下さい。

JMCは今までも試作品をAMで製造してきましたが、今回EOSジャパンと連携して、樹脂の最終製品の製造からお手伝いを開始していきたいと思います。設備としては安定した品質で同品質のものを生産できるようにEOSのP396を、EOSジャパンテクニカルセンター内に導入。設備、材料、プロセスの全ての面から安定した品質を実現していきます。造形材料としてはピュアナイロン、難燃ナイロンのレシピを持っています。

EOSのP396(写真:JMC社よりご提供)

-樹脂3DプリンターAMサービスを提供していきたいターゲット層を教えて下さい。

日本では自動車産業が大きな存在感を持っていますので、自動車産業に提案していきたいと思います。
中でも生産数が限られる車両用のパーツなどに注目しています。自動車産業は各社が独自規格をもっているので、一社一社とすり合わせをしながら進めていきたいと考えています。

-自動車部品というとサービスパーツなどでしょうか?

サービスパーツはターゲットのひとつですね。ただし既存の部品は図面に材質が書かれており、変更が難しい部分があります。
今後は材料置換を行いながら性能を上げ、コストを下げるAMらしい取り組みを進めていきたいと思います。

-最後に、 AMでのモノづくりで大事にしていることはありますか?

『コストダウンと性能向上を両立させること』と『安定して品質を保ちながら量産すること』の2点です。

AMは従来の工法にはない特徴を備えていますが、コストを抑え、機能を向上させることが出来なければ企業として導入する意味がありません。『コストを50%カットし、軽量化を30%実現する』ことも設計変更や材料置換を通じて実現可能です。そして、一回限りではなく継続的に同じ品質で提供し続ける事も重要でしょう。今回のセンターでは、そのために必要な設備と体制を整備しました。

ショールームとラボを兼ねた「EOSジャパンテクニカルセンター」(写真:JMC社よりご提供)

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達成するべき目標を明確にし、手段としてのAMを駆使して実現する。
AMへの深い知識と経験を基に自動車産業を皮切りにさまざまな業界でのAM導入を図っていくという。明確なポリシーで日本のモノづくりにAMを根付かせようとする山田氏率いる新センターの今後の動向に注目したい。

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