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最大24基同時制御!半自動生産対応3Dプリンター 「Figure4 Modular」国内販売開始!

Figure4は光造形方式のプラスチック3Dプリンター

3Dシステムズは、光造形方式のプラスティック3Dプリンターで小ロット量産を目指した半自動生産システム 「Figure4 Modular」 の国内販売を2019年10月2日に開始した。(この記事の後に詳しく3Dシステムズ社にお話を伺った記事をアップしたのでそちらもご確認いただきたい。)

量産対応を実現できる複数台同時制御モデルが国内販売開始

Figure4は3つの製品群に分かれている。従来の3Dプリンターのイメージ通りの単体稼働する「Figure4 Stand alone」、最大24基連結制御でき半自動生産に対応した「Figure4 Modular」、完全自動生産をめざした「Figure4 Production」の3種類だ。(Productionのみ日本未発売扱い)

3Dシステムズ社資料より

脱プロトタイピング!「最大24基増設」

10月2日から販売される 「Figure4 Modular」 は3Dプリンターである「プリントエンジンセル」を連結し、拡張できる仕組みまで備えている。機能としてジョブとキューの自動管理、材料の自動供給、集中型の後処理機能を備えており、半自動生産が可能だ。またプリンターごとに異なる材料やジョブを単一の高スループットラインの一環として実行可能で、多数のパーツを生産することができるという。こうした工程の半自動化は省人化にもつながるで製造現場には嬉しいだろう。

制御ソフトウェアも複数台運用に対応

モノづくりのデジタル化という文脈でもこうした対応は嬉しいものだが、複数台制御にあたって生産制御のためのソフトウェアも用意されている。 「3D Sprint」というソフトウェアでは設計ファイルデータの準備、最適化およびアディティブマニュファクチャリング工程の管理を行うことができる。最適なサポート材設計なども含まれるようだ。また「3D Connect」というソフトウェアはいわゆる工程監視サービスとも連携でき予防的な遠隔診断を実施し、3Dseisann のIoT管理を行うという。

日本でのマス・カスタマイゼーションの浸透に大きく貢献が期待される構成かも!

Figure4シリーズは単一基での性能向上にとどまらず、複数台で製造にあたるというアプローチで、生産規模の拡大に対応する取り組みだ。プロトタイピングやワンオフパーツの製造から一歩踏み出し、小ロット部品の製造やマス・カスタマイゼーションに挑むことが可能になっている。

アメリカでは歯科・インプラント分野での導入が広く普及しているが、日本では医療用機器の認可がないため、直近は産業用用途での浸透が見込まれている。

続報に乞うご期待!

気になる価格は数百万円台前半とみられるが、詳しい情報は別途お届けしたいと思う。

関連情報

編集/記者

2019年のシェアラボニュース創刊以来、国内AM関係者200名以上にインタビューを実施。3Dプリンティング技術と共に日本の製造業が変わる瞬間をお伝えしていきます。

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