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金属、樹脂系3Dプリント製造の即時見積り機能をカブク、Webプラットフォームで提供開始!

株式会社カブク(東京都新宿区、以下カブク)は、オンデマンド製造プラットフォーム「Kabuku Connect(カブクコネクト)」において、3Dプリント製造向けの即時見積機能を追加し、2019年7月3日(水)より提供を開始した。

3Dデータアップロード後、わずか数秒でお見積り!

これは、ユーザーがWebプラットフォーム(https://connect.kabuku.io/)に3Dデータをアップロードするだけで、同社の持つグローバル製造工場ネットワークの中から、最も安価な概算見積金額をわずか数秒で確認できるというもの。
取得した概算見積結果に基づき、ボタン一つでそのまま本見積をご依頼することも可能!

以前インターモールドの記事で、株式会社ミスミの 3Dものづくりプラットフォーム「meviy」 をご紹介したが、いわば、それの3Dプリント版だ。

今年2月に東京で開催された次世代3Dプリンター展 で、同社のブースにて話を伺った時は、この即時見積り機能を「スタッフがかかりっきりで鋭意開発中です。もう数か月でできます!」と力強いお言葉をスタッフの方から伺っていたが、ついに完成した。

この機能は、同社の持つ3D形状解析やデータマイニング技術により見積処理の一部の自動化を実現したものだそうだ。

海外では、すでにFictivなどが先んじているが、3Dプリントでの国内で有力なところはまだあまり聞こえてきていなかった。

3Dプリント即時見積の流れ

即時見積りの手順は以下のようになっている。

  • STEP 1:3Dデータをアップロード(即時に概算見積り結果を出力!)
  • STEP 2:本見積りを依頼(実際に発注できる見積りを算出)
  • STEP 3:発注を依頼(担当が図面確認。1営業日中に発注を確定)
  • STEP 4:発注を確定(3Dデータをもとに製造し、最短5営業日で製造品を発送!)

この即時概算見積り機能は法人を対象としており無料ご利用できるが、本見積りについても2019年7月3日(水)~2019年8月31日(土)の間は、本機能の 即時見積リリース記念! として、本機能を通して見積りを取得されたものに関して割安になるそうだ。

さっそく試してみはいかがだろうか。

>> さっそく試してみる( Kabuku Connect)

製造対象範囲

・対象ファイル形式:STL(IGES、STEP形式への対応を予定中)
・対応素材
金属:SUS316L、SUS630、AlSi10Mg、Ti6Al4V
樹脂:Onyx(短繊維 CFRP)、Onyx+Carbon Fiber(長繊維 CFRP)

・造形サイズ
金属:最小 / (W)10 x (D)10 x (H)10mm、最大 / (W)398 x (D)398 x (H)360mm
樹脂:最小 / (W)10 x (D)10 x (H)10mm、最大 / (W)320 x (D)132 x (H)154mm

Kabuku Connect(カブクコネクト)では、素材の変更によりコスト削減を行った事例など、3Dプリントの活用事例を掲載している。

これまでの見積り期間

従来は、3Dプリント製造の見積を依頼すると、回答に数時間から数日かかっていた。

Web上での即時見積りと工場ネットワーク内からの最安値提示機能などではすでに板金の業界でキャディ株式会社が有名だが、3Dプリントの世界において、これからはカブク。この会社が要注目といっていいだろう。その成長に期待したい。

国内外の3DプリンターおよびAM(アディティブマニュファクチャリング)に関するニュースや最新事例などの情報発信を行っている日本最大級のバーティカルメディアの編集部。

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