ヤマハ発動機がカスタムバイクの製作に3Dプリンターを活用
ヤマハ発動機株式会社のヨーロッパ支部(以下、Yamaha Motor Europe)の公式YouTubeで、カスタムバイク製作プロジェクトのために3Dスキャンを行う様子が公開された。 Yamaha Motor Europeの企画、現行のスポーツヘリテイジモデルを著名なバイクビルダーにカスタマイズしてもらうプロジェクト、「Yard Built(ヤードビルト)」の一環である。(画像はカスタムプロジェクト「Yard Built」のYouTube画像/出典:Yamaha Motor Europe)。
YouTubeでCADモデリングまでの様子を公開
カスタマイズのベースに用いられているのは、2022年型XSR900。動画ではバイクの車体部分(カウル)を発泡スチロールでつくった模型をデジタルスキャンし、コンピュータ上で設計や製図ができる「3DCAD」を使って調整を行う様子が公開された。発砲スチロールは手作業で成形され、3Dスキャンしたデータをもとに3Dプリントする予定のようだ。
Yard Builtはカスタムプロジェクトのため、ここで製作したものがそのまま量産化や商品化されるケースは多くない。しかし、バイク好きの間では、パーツ単位での発売が期待されているようだ。
今回のように二輪車の車体や部品の製作に3Dプリンターが活用される事例が増えてきている。バイクに関連する記事として、過去にShareLabが取り上げたドゥカティ社の事例を紹介する。今回の記事とあわせてご覧いただきたい。
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