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3Dフードプリンターに着目した未来の料理本をグラフィック社が発売

『クック・トゥ・ザ・フューチャー 3Dフードプリンターが予測する24の未来食』の表紙

株式会社グラフィック社(東京都千代田区)は、3Dフードプリンタ―によって将来的に可能になると思われる介護食、災害食、肥満対応、食品ロス、代替タンパク源などをテーマにした未来を予想するSFフードテック本「クック・トゥ・ザ・フューチャー 3Dフードプリンターが予測する24の未来食」を、2024年3月に発売することを発表した。(上部画像は『クック・トゥ・ザ・フューチャー 3Dフードプリンターが予測する24の未来食』の表紙。出典:グラフィック社)

「クック・トゥ・ザ・フューチャー 3Dフードプリンターが予測する24の未来食」の概要

紹介されている料理の一例「江戸文様の培養肉」
紹介されている料理の一例「江戸文様の培養肉」(出典:グラフィック社)

この書籍では、食の未来を「かたちが変わる」「原材料が変わる」「時空間が変わる」「食生活が変わる」と4ステージに分け、全24の食シーンが予想されている。本物そっくりに作られた食品サンプルもカラー画像で紹介されている。

紹介されている料理の一例「時空そば」
紹介されている料理の一例「時空そば」(出典:グラフィック社)

近年、3Dフードプリンターはフードテック分野で注目を集め、すでに3Dフードプリンタ―で造形された商品が市場に登場している。今後ますますその動きは増してくることが予想されるなか、書籍は3Dフードプリンターでどのような料理が作られ、どのように世の中が変わっていくのか、その可能性をいち早く示したものとなっている。

紹介されている料理の一例「古生物のミックスグリル」
紹介されている料理の一例「古生物のミックスグリル」(出典:グラフィック社)

書籍の目次

  • はじめに 十分に発達した技術は、魔法と見分けがつかない
  • 序章 3Dフードプリンターによる破壊的イノベーション
  • 1章 斬新なかたちをデザインすることができる(物語チョコバナナ/食べる建築/浮かぶラーメン)
  • 2章 時間によって変形することができる(メタモルフォーゼ・パスタ/形状記憶シリアル/ふるえる納豆)
  • 3章 食品ロスを削減することができる(ほたて殻バーガー/1,000種の野菜サラダ/コンポストから完全食)
  • 4章 新奇食材の利用を促進することができる(江戸文様の培養肉/昆虫アソートクッキー/屋形船でプランクトン料理)
  • 5章 時間や場所の制限をなくすことができる(時空そば/拡張する果物狩り/ポケットフード)
  • 6章 データやAIを活用することができる(古生物のミックスグリル/レジェンドモードの機内食/あなたの「My御前」)
  • 7章 個人に最適化することができる(登山遠足のアイス/“手作り!”の料理/お弁当メンター)
  • 8章 楽しみを増強することができる(回転パズルコーン/ブロックのカレーキット/おいしい手書き文字)
  • おわりに なぜ『Cook to the Future』なのか

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