LIFEEAR、着せ替え可能な有線イヤホン「Nova(ノヴァ)」を発表

2025年12月18日
出典:lifeear
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日本発のオーディオブランドLIFEEAR(ライフイヤー)は、新製品となる有線イヤホン「Nova(ノヴァ)」の予約販売を本日より開始した。
本製品は、音質・装着性・デザイン性を高い次元で両立させ、日常の音楽体験をより個人的で豊かなものへと拡張するモデルである。「Nova」は、多彩なカラー展開と自由度の高いデザインカスタムに対応しており、音楽への没入体験だけでなく、いわゆる“推し活”用途としても楽しめる設計となっている。製品名の「Nova」は、ラテン語で「新しい」を意味する言葉に由来する。天文学においては一時的に強く輝く新星を指す名称であり、本製品には、ユーザー一人ひとりが自分らしく輝き、新しい音楽体験へ踏み出してほしいという想いが込められている。

製品の主な特長

  • カスタムIEMの知見を活かした高音質設計
    「Nova」は、プロのライブ現場で使用されるカスタムIEM(イン・イヤー・モニター)のノウハウを取り入れたサウンド設計を採用している。10mmダイナミックドライバーと3Dプリントによる音響設計により、ボーカルの息づかいや声の質感まで明瞭に再現する。音の立ち上がりが速く、長時間のリスニングでも疲れにくい音作りとなっており、日常使いから集中して音楽を楽しむシーンまで幅広く対応する。
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  • 3Dプリントによる高フィット構造
    カスタムIEM開発で培った形状設計を応用し、耳への高いフィット感を実現した。これにより、高い遮音性と長時間装着時の快適性を両立している。従来の成形プラスチック筐体では難しかった滑らかな曲線構造を採用することで、ドライバー本来の性能を最大限に引き出している。
  • 透明UVレジン筐体とハンドメイド仕上げ
    筐体には、宝石のように光を透過する高透明度のUVレジンを使用している。7色の“推しカラー”から選択でき、ライブやイベント、日常のさりげない場面まで、耳元に個性を添えるデザインとなっている。左右で異なるカラーを指定するオーダーにも対応しており、追加料金800円で選択可能である。
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  • 着せ替え可能なフェイスプレート
    フェイスプレートは着脱式で、100種類以上の公式デザインから選択できる。さらに、スマートフォンから画像をアップロードすることで、オリジナルデザインの作成にも対応している。イベントやライブ、気分に合わせてデザインを変更でき、自分の“好き”をそのままイヤホンに反映できる点が特長だ。
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  • 有線接続による安定性と低遅延
    有線仕様ならではの安定した音声再生と低遅延性能により、ゲームプレイや動画視聴にも適している。音ズレが少ないため、配信視聴やライブ映像との相性も良好である。

セット内容

  • イヤホン本体(左右)
  • フェイスプレート(左右)
  • イヤーチップ(S/M/L)
  • リケーブル(フラット2pin)
  • 専用収納ケース
  • 取扱説明書
  • 保証書(1年)

製品仕様

  • 筐体:高透明度UVレジン
  • ドライバー:10mm ダイナミック型×1
  • コネクター:フラット2pin
  • ケーブル:銀メッキ銅ケーブル
  • 感度:107dB
  • インピーダンス:16Ω
  • 再生周波数帯域:20Hz〜20kHz
  • コード長:1.2m

販売価格

透明7色モデル:12,800円(税込)
※左右カラー別オプション:+800円

LIFEEAR公式サイトはこちら

LIFEEARについて

LIFEEARは、3Dプリント技術、独自の音響設計、カスタムIEMの知見を融合し、プロ品質の音体験をより身近な存在として提供するオーディオブランドである。「カスタムIEMという選択肢を、もっと日常に」をコンセプトに、従来はプロのミュージシャンが使用してきた高品質な音響体験を、一般ユーザーの日常にも届けることを目指している。東京に本社を構え、最先端の3Dプリント技術を活用することで、精密かつ複雑な構造を実現し、高音質と優れた装着感を兼ね備えた製品開発を行っている。

「聴く」を人生のパートナーに。

人生100年時代において、3Dプリント技術を通じて“聴く喜び”を守り、豊かにすることがLIFEEARの使命だという。

シェアラボ編集部コメント

LIFEEARの「Nova」は、3Dプリント技術を単なる筐体製造手段にとどめず、音響設計と装着性の両立に活かしている点が印象的だ。カスタムIEMの知見をベースにしつつ、着せ替えプレートやカラー選択といった要素を組み合わせることで、音質と所有体験の双方を重視するユーザー層に訴求する構成となっている。有線仕様を選択した点も、遅延や安定性を重視する現実的な判断であり、3Dプリントを活用したオーディオ製品が日常用途へ着実に広がっていることを示す事例といえる。

用語解説

■ カスタムIEM(イン・イヤー・モニター)
主にミュージシャンや音響エンジニアがライブやレコーディング現場で使用する業務用イヤホン。個人の耳型に合わせて製作されるため、高い遮音性とフィット感を備え、正確な音のモニタリングが可能とされる。近年は、その音質特性や装着性を一般向け製品に応用する動きが広がっている。
■ ダイナミックドライバー
振動板と磁気回路を用いて音を再生するスピーカー方式のドライバー。低音域に厚みが出やすく、自然な音の広がりが特徴で、イヤホンやヘッドホンで広く採用されている。構造が比較的シンプルで、耐久性に優れる点も特長である。
■ 3Dプリント音響設計
3Dプリンターを用いて筐体内部の形状や音導管を精密に成形し、音の反射や共振を制御する設計手法。従来の射出成形では難しかった複雑な内部構造を実現でき、音質調整や装着性の最適化に寄与する。
■ UVレジン筐体
紫外線(UV)を照射することで硬化する樹脂素材を用いた筐体。透明度が高く、意匠性に優れるほか、3Dプリントとの相性が良い点が特長である。細かな形状表現が可能なため、イヤホンのフィット感やデザイン性の向上に活用されている。
■ フラット2pin
イヤホンのケーブル接続方式の一種で、平坦な形状の2ピン端子を用いる規格。ケーブル交換(リケーブル)が容易で、断線時のメンテナンス性が高い。カスタムIEMや業務用イヤホンで多く採用されている。

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