大型3Dプリンター製リサイクルボックス、渋谷区のスポーツセンターに設置
サイン・ディスプレイや屋外広告などの空間装飾を手がける株式会社光伸プランニング(東京都渋谷区)が、Jリーグ加盟を目指すサッカークラブ「SHIBUYA CITY FC」運営企業の株式会社PLAYNEW(東京都渋谷区)とのオフィシャルパートナー契約を更新した。2023年2月から、SHIBUYA CITY FCが普段のトレーニングで使用している渋谷区スポーツセンターにて、光伸プランニング社が大型3Dプリンターで作製したオリジナルのリサイクルボックスが設置されている。(画像は再生PPを混合した樹脂を素材にしたリサイクルボックス/出典:PLAYNEW社)
リサイクルボックスを大型3Dプリンターで造形
渋谷区スポーツセンターに設置されたリサイクルボックスは、再生PP(ポリプロピレン)を混合した樹脂をプリント素材として、光伸プランニングが大型3Dプリンターで造形している。食品用トレイや紙パックを回収するリサイクルボックスを、再生資源を使って造形している点は特徴的だ。
リサイクルボックスを設置する目的は、渋谷区のPRとスポーツの振興を図ることだ。具体的には、渋谷区に拠点を構えるスポーツ団体やアスリートを「PLAY 渋谷区※」として認定している区のプロジェクトの一環として行われた。
※「PLAY 渋谷区」とは、渋谷区スポーツ振興課から「渋谷区のスポーツ振興に貢献してくれる組織」として認定されたスポーツチームや企業・団体等のこと。
渋谷区内のスポーツ施設には、リサイクルボックス以外にも、「PLAY 渋谷区」に認定されたスポーツチームのオリジナルラッピングがされたリサイクルボックスが設置されている。光伸プランニング社製のものは、渋谷区スポーツセンターに設置されているもののみとなる。
光伸プランニングと積彩の共同プロジェクト「空間印刷所」
光伸プランニング社は、東京都国分寺市に拠点を構え、3Dプリンティング専門のデザイン事務所を運営する株式会社積彩と共同で、「空間印刷所」というプロジェクトを行っている。積彩社が設計を担当し、光伸プランニング社が製造から施工までを担当し、3Dプリンターを活用して顧客ごとの空間演出のニーズに合わせたオブジェを作製している。同プロジェクトについては、こちらの記事をご確認いただきたい。
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