デザイン、エンジニアリング、建築、学術界、ソフトウェア開発の各界を代表する専門家が一堂に会し、あらゆる規模のコンピューテーショナル デザインに焦点を当てた、知識共有およびネットワーキングイベントである国際シンポジウム「CDFAM」が、2026年10月に東京で開催されることがほぼ確定したとの情報を入手した。詳細は未定とのことだが、参加についての事前オンラインアンケートを主催者が実施中で、開催実現に向け、出来るだけ多くの日本のAMや3D設計、デザイン関係者に回答をしていただきたく、以下にお知らせする。(画像はCDFAM TOKYO 2026事前アンケートウェブサイトより引用)
目次
CDFAM TOKYO 2026 開催の情報
国内でDfAM教育、コンサルティング、受託サービスを提供しているYAMAJI DESIGN 山路氏より、CDFAMの創立主催者であるDuann Scott氏から個人的に得た情報として提供いただいた内容を元に、CDFAM TOKYO 2026 の開催情報をお伝えする。
CDFAMは2023年にアメリカ ニューヨークで初回開催され、これまでドイツ ベルリンやオランダ アムステルダムを含めた3か所で5回開催されている。
またScott氏は、コンピューテーショナルデザインやAMに関する教育、コンサルティング、研究開発を行う専門企業「Bits to Atoms」の創業者でもあり、またマサチューセッツ工科大学(MIT)での教育研究、AM用オープンソースデータフォーマット「3D Manufacturing Format(3MF)」の開発と普及を目的として設立された「3MF Consortium」でも活躍されている、世界的にも著名な第一人者だ。
CDFAMでは、毎回世界各国、工業に限らず建築、医療など多彩な分野の研究機関や企業からの発表講演が多数提供され、コンピューテーショナルデザインとAMに関する最新動向を知り、実際に携わる方々と交流することが出来る貴重なイベントだ。過去の講演の概要、また一部は動画で一般にも公開されている。そのようなイベントが初めて東京で開催されることは画期的であり、日本の人、技術、製品、事例を世界に発信する機会にもなるであろう。Scott氏からも丸岡宛にコメントを頂いている。
このイベントを東京で開催できることを、とても楽しみにしています!
Duann Scott
今のところ2026年10月、東京での開催がほぼ確定しているという情報のみで、詳細な日時、場所、参加登録方法、参加費などは未定とのことだが、参加者数は200名程度を見込み、2025年10月29~30日にニューヨークで開催予定のNYC2025より少し安価な参加費を想定しているとのこと。
参考:NYC2025の参加費
チケット種別 | USD | 日本円(147円/USD) |
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早期割引/Early Bird | USD 850.00+ 26.73 (Fee) | 128,879円 |
学会割引/Academic | USD 550.00+ 17.77 (Fee) | 83,462円 |
割引なし/Full Registration | USD 1,298.00+ 40.11 (Fee) | 196,702円 |
事前参加意向オンラインアンケートの情報
東京開催に向け、事前参加意向オンラインアンケートが下記ウエブサイト(https://cdfam.com/tokyo-2026/)にて主催者により実施されている。
設問回答は英語のみだが、氏名、職業、メールアドレス、LinkedInアカウントなどと、「参加」「発表」「運営」「後援」のどれに関心があるかの選択、自由記入コメントなど簡単な設問で、東京での開催実現を後押しにもなると思われるので、ぜひとも多くの方に回答いただくことを勧めたい。
ShareLabTVでは、CDFAMの解説やその魅力について、山路氏と丸岡の対談動画を公開しているので、参考にされたい。
また対談動画「使ってきたから言える 日本のAMに足りないのはハードとソフトの調和だ!」 前後編も併せてご覧いただきたい。