株式会社Booleanが、「DfAM&3D造形サービス」を提供開始
概要
株式会社Boolean(本社:福岡県北九州市、以下Boolean)が、日本の製造業におけるDfAM(Design for Additive Manufacturing)の導入を促進するべく、3Dプリンターの能力を最大限に引き出すデザイン・設計から造形を手軽に依頼できる「DfAM&3D造形サービス」を提供開始した。
欧米に遅れはとっているものの、日本でもすでに3Dプリンターを用いた造形サービスは多く存在し、インターネットを介して造形を依頼することは簡単にできるようになっているが、産業用途でこのようなサービスを利用しようとした場合に、次のような問題が発生しているという。
産業用途で3Dプリント造形を外注する際の問題とは
”3Dプリンター自体や素材の特性、そのためのデザイン手法を発注者が理解できていないケースが多い。”
それにより、以下の二点が問題となる。
- 3Dプリンターの持つポテンシャルを最大限に発揮できていない
- そもそも造形したものの精度や強度が実用用途に耐えない
3Dプリンターの持つポテンシャルとは、造形物が達成すべき目的を今までの加工技術とは別の発想でデザイン・設計することで達成できる可能性が広がること。例えば、既存の部品を3Dプリンターの能力を最大限引き出して行った場合のデザイン・設計の事例は以下のようなもの(左が一般的なデザイン・右が3Dプリンターならではのデザイン)。
3Dプリンターの特徴として、柔軟な造形、事前にコンピューターによる強度計算などがあるが、それらの特徴を最大限活用することで上図のようなデザインや設計が可能になり、かつ同程度の強度を保ちながら80%以上の軽量化を実現することができる。
本来であれば、上記のようなデザイン・設計を対象物に事前に施すこと(DfAM(Design for Additive Manufacturing))が3Dプリンターの持つ能力とビジネス上のメリットを最大化することになるが、現状では多くの場合このプロセスが抜け落ちたまま3Dプリンターに既存のデザイン・設計が適用されているのが現実だ。
Booleanでは多くの企業に、このDfAMの価値を伝えることを目的に、お客様の造形物の用途や目的のヒアリングから実際の造形までを10万円~という低価格から依頼できるサービスを提供開始した。
サービスプラン
- ライトプラン(樹脂・金属) ¥100,000
データ加工費・送料込み・税別・納期10営業日 - ミドルプラン(エンプラ) ¥200,000
データ加工費・送料込み・税別 - ミドルプラン(金属) ¥200,000
データ加工費・送料込み・税別・納期10営業日 - ハイプラン ¥300,000~(個別お見積り)
データ加工費・送料込み・税別
この価格帯ならば、依頼はしやすいだろう。何度か発注して、DfAM の コツを開発部の設計者や製造担当の人たちと共有できれば、メリットは非常に大きいと思う。
サービス詳細についての資料は、以下の情報を参照していただきたい。
サービス資料URL:
http://bit.ly/2IU1Y2k
問い合わせ先
問い合わせフォーム:https://booleaninc.biz/contact/
Mail:keiuske-m@booleaninc.biz 担当:宮村
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