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株式会社Booleanが簡単に読める金属部品切削加工業向け活用事例を配布

日本の製造業におけるDfAM(Design for Additive Manufacturing)の導入促進を目指して設計や試作、製造支援などを行う福岡県の株式会社Booleanは、株式会社伸和精工様(山口県宇部市))を取材し、活用例や課題をまとめた資料を公開している。資料はPDFで公開されており、メールアドレスなどを入力する必要があるがダウンロード可能だ。https://forms.gle/hXQWGYD2vv411G758 

伸和精工の取り組み

伸和精工

今回取材を受けている伸和精工は、航空宇宙分野や医療分野に関連する金属部品加工を手掛ける山口県の金属部品加工会社だ。NC旋盤・マシニングセンター・5軸複合旋盤などの工作機械により最小0.01㎜の保証精度で、特に300㎜角以内のものであればなんでも加工するとのこと。 金属やCFRP(炭素繊維入りの強化プラスチック)で造形できる 最新の3Dプリンターをいち早く導入し、複雑形状部品やハイブリッド造形部品の開発にも取り組んできた。3Dプリント技術を、精密切削加工の技術と組み合わせることで、宇宙航空分野をはじめとする軽量かつ複雑形状の部品という需要に応える体制づくりを推進しているとのこと。

資料中では3Dプリンターを利用し始めた経緯から、3Dプリンターの適用ポイントや課題、今後の切削加工業としての3Dプリンターとの向き合う考え方について紹介されている。新しい加工技術の登場は、従来工法との競合・代替が懸念されるものだが、切削加工や金属・樹脂加工を行う事業者にとっての脅威と成長機会をどう見出していくか考えるヒントになるかもしれない。

CFRPを用いた治具の制作

株式会社Booleanの資料では、導入済みの金属3Dプリンターまた、実際にCFRP素材で造形している治具の例や治具造形時の注意点や課題等の生の声が紹介されており興味深い。その中にCFRPで制作された治具の話が写真を交えて紹介されていた。簡潔にまとまっているので、一読をお勧めする。

CFRPで造形した治具

現場の匂いがする事例紹介はやはり魅力的!

事例を読んで「よく言われている事」と「実際にやってみたこと」では受ける印象が大きく違うな、と感じる。これは私たちのようなメディアでも、社内で情報共有する際も共通して言えることだろう。そこに試行錯誤や現場の匂いがあるかないか。現場レベルの制約事項の中での挑戦かどうか。

シェアラボでも事例募集中!

私たち編集部も情報収集にはつとめていくが、これはすごい、生々しい、参考になるなど、もっと世の中に知られるべき情報をシェアラボ編集部は探していく。(自薦他薦を問わないの、気軽にご連絡いただけると幸いです。)

編集/記者

2019年のシェアラボニュース創刊以来、国内AM関係者200名以上にインタビューを実施。3Dプリンティング技術と共に日本の製造業が変わる瞬間をお伝えしていきます。

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