AIパートナーズ株式会社(東京都千代田区、以下、AIパートナーズ)は、子どもたちがAIと共に「考える・創る・伝える」力を身につけることを目的とした新たな教育拠点「ロジカルAIスクール吉祥寺校」を、2025年11月2日(日)に開校する。
目次
AIと創る未来を体感する!開校前イベントレポート
開校に先立ち、2025年10月に開催された「3Dプリンター×AI体験」イベントには、吉祥寺エリアを中心とした多くの親子が参加した。子どもたちはAIに質問を投げかけ、得られたヒントをもとに自分のアイデアを形にしていった。紙飛行機の設計を試行錯誤したり、AIが生成したキャラクターを3Dプリンターで立体化するなど、AIと共に創造する楽しさを存分に味わっていた。
保護者からは「子どもが自分の言葉で説明できるようになった」「授業で学んだ内容を家庭でも話してくれるようになった」といった声が寄せられた。AIと触れ合う体験が、子どもたちの内面に変化をもたらし、家庭での会話にも新たな広がりをもたらしている。
子どもと保護者の声
- 「AIに聞いて作り直したら、紙飛行機がもっと遠くに飛んだ!」(小学2年生)
- 「3Dプリンターで自分だけのドラゴンを作れた。またやりたい!」(小学5年生)
- 「正解のないことに挑むとは、こういうことなのだと実感した」(保護者)
- 「AIの授業なのに、人の温かさを感じた。子どもが“また行きたい”と言っている」(保護者)
このような体験が、「考える・創る・伝える」学びの第一歩となった。



AIを“教える”のではなく、AIと“共に考える”
ロジカルAIスクールは、AIの操作方法を教える場所ではない。AIを道具として活用しながら、自ら問いを立て、アイデアを形にする力を養う。目的は「正解を出す」ことではなく、「問いを生む」学びであり、そこから論理的思考力、創造力、そして「やり抜く力」を育成していく。AIに仕事を奪われるのではなく、AIと共に価値を創出し、自分自身の未来を切り拓いていく人材の育成を目指す。
年齢に応じて4つのコースを用意
ロジカルAIスクールでは、子どもの発達段階に応じた4つのコースを展開している。いずれのコースにおいても共通して重視されているのは、AIを活用して「考える・創る・伝える」力を育てることである。

■はじめてのロジカル(小学1〜3年)
身近なテーマを通して、自分の考えを言語化し、他者に伝える力を育む。創造性の基礎を築くとともに、「できた!」という達成感を積み重ねることで、自信と学ぶ意欲を引き出す。

■ロジカル・チャレンジ(小学4〜6年)
チームでの課題解決に挑戦しながら、AIを活用して思考を深め、発表する。論理的思考、協働力、表現力をバランスよく育み、自ら問題を解決する力を伸ばす。

■ロジカル・イノベーター(中学生〜)
社会課題や身近なテーマを題材に、AIで情報を整理・分析し、自分の意見を提案。探究心と発信力を鍛え、考え抜く力と実践的な表現力を高めていく。

■ロジカル・クリエイター(全年齢対象)
AI、VR、3Dプリンターなどの最新技術を活用し、自由な発想でオリジナル作品を制作。創造力と集中力を養い、主体的に学ぶ姿勢を育成する。
ロジカルAIスクールの代表である川島 優貴 氏は、AIが文章や画像を生成する時代において、単に指示に従うだけの学びでは通用しないと語る。
同スクールは、子どもたちがAIを活用し、自らの思考を形にする力を育む場であると位置づけている。
「一人ひとりの“できた!”という体験が、子どもたちの自信や探究心につながり、やがては未来を切り拓く力になる」との信念を持ち、AI時代にふさわしい新たな学びの形を提案している。
編集部コメント
AIが日常に浸透しつつある現在、「AIをどう教えるか」ではなく「AIとどう共に考えるか」という教育視点は、これからの時代に欠かせないアプローチだ。ロジカルAIスクール吉祥寺校の取り組みは、まさにその問いに正面から向き合う実践である。
開校前イベントで見られた、AIと会話しながら紙飛行機を改良したり、3Dプリンターでキャラクターを形にしたりする子どもたちの姿は、未来の「創造的人材育成」のヒントにあふれている。技術を“教える”のではなく、好奇心や表現力を“引き出す”場として、教育のあり方に一石を投じる存在となるだろう。
開校情報
- 開校日:2025年11月2日(日)
- 曜日:月〜日(週7日対応)
- 所在地:〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町2丁目6-4 BSビル吉祥寺 3F
- アクセス:吉祥寺駅から徒歩3分、市営駐輪場の目の前(2時間無料)
- 公式サイト:https://logicalaischool.com/
問い合わせ先
AIパートナーズ株式会社
- 住所:〒102-0084 東京都千代田区二番町1-2 番町ハイム119
- Email:info@aipartners-inc.co.jp
- Web:https://aipartners-inc.co.jp
| ■ STEAM教育 Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術)、Mathematics(数学)の頭文字を取った教育概念。従来の理数系教育に創造性(Arts)を加え、実社会で必要とされる課題解決力や探究力を育むアプローチ。 |
| ■ プロンプトエンジニアリング AIに対して適切な回答を引き出すための「問い(指示文)」を設計する技術。生成AIと対話する際に求められ、子どもたちがAIを活用する教育現場でも重要なスキルとされている。 |
| ■ ロジカルシンキング 物事を論理的に整理・分析し、筋道を立てて考える思考法。問題解決やプレゼンテーション能力の基礎となり、AI時代の学びにおいても重要視されている。 |
| ■ エデュテック(EdTech) Education(教育)とTechnology(技術)を組み合わせた造語。AI、VR、3Dプリンターなど先端技術を活用し、学びの質や体験を向上させる教育手法・サービスを指す。 |
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