【アフターコロナの建設業界】人とテクノロジーの協働に向けて共同実証実験を開始-Polyuse
建設用3Dプリンティングロボットを開発する株式会社Polyuse(ポリウス)が創業110年を超える吉村建設工業株式会社とアフターコロナの建設業界における人とテクノロジーが協働する未来に向けて、共同実証実験の開始を京都府にて開始したことを発表した。
(写真:プレスリリース記事より引用)
提携の背景
建設業界をテクノロジーの力でアップデートすべく開発を続けてきたPolyuse社と、創業100年を超える吉村建設工業社が協業することで、建設業界の課題解決、業界の事業持続性、働き方改革といった社会的意義のある大きな取組に繋がると考え、提携に至った。
【建設業界の課題】
・慢性的な人手不足
・材料費、人件費といったコスト面の高騰
・建設産業構造の不変性
・建設市場の減少
以上の通り、近年の建設業界は慢性的な人手不足や既存工法及び環境依存が強い故の高コスト体質やその他非効率な部分が数多く存在している。
建設業界において、昨今IT技術の導入が進みつつあるが、建築/土木のコンクリートの施工方法についてはこの100年単位で大きな変化はなかった。何が起こるかわからない時代だからこそ、今はアフターコロナを見据えて、3Dプリンティング技術等を用いた、人だけに依存しない新たな施工方法を共に研究開発を目指していくとのこと。
実証実験の詳細
実施場所 : 〒604-8414 京都府京都市中京区西ノ京小倉町135番地 吉村建設工業株式会社本社 敷地内
日時 : 2020年8月26日(水)午後16時30分
概要 : モルタルを用いた建設用小型3Dプリンティングロボットの射出造形実験
※ 所要時間は最大1時間30分程度
※ 完全招待制
※ 新型コロナウイルスの影響でご見学いただける人数を制限
※ 当日の撮影、録音等は不可
共同実証実験後について
建設業界のさらなる発展を目指す
今後は、積極的に全国の建設業界企業との協議及び提携を進めていき、人手不足・資材や人件費といった管理コスト高面・アフターコロナの現場の安全強化・素材の廃棄問題(環境配慮)・騒音配慮等々の業界の課題解決に努めることで、建設業界から日本経済の発展に貢献することを目指す。
また、以下の3点も今後展開を予定している。
・建設業界へのテクノロジーの普及活動
・更なる建設現場における建設ロボットのオペレーション上の最適化
・建設用テクノロジーの技術開発等を目的とした協会の設立
株式会社Polyuse(ポリウス)
株式会社Polyuseは、「家を買うを、もっと手軽に、何度でも」というコンセプトの基、建設領域での3Dプリンティング技術や先端技術等を活用することで業界の課題解決や効率化に寄与すべく2019年の6月に創業したベンチャー企業。
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