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J5™ Digital Anatomy™ 3D プリンターの発売を発表 ― Stratasys社

「J5™ Digital Anatomy™ 3Dプリンター」

Stratasys社は、医療機関やデバイスメーカー向けに新しいJ5™ Digital Anatomy™ 3Dプリンターを発表した。患者固有の高精度な解剖モデルを作成し、手術準備の効率化や医療トレーニングの質向上に貢献する。(上部画像は「J5™ Digital Anatomy™ 3Dプリンター」出典:Business Wire)

J5™ Digital Anatomy™ 3Dプリンター

Stratasys社のJ5™ Digital Anatomy™ 3Dプリンターは、医療機関やデバイスメーカーが患者固有の解剖モデルを作成するための最先端ツールである。高精度な生体力学的モデルを迅速かつ効率的に生成する能力を持ち、手術準備や医療トレーニングの質を大幅に向上させる。J5™はコンパクトな設計であり、オフィス環境に適応しやすい。また、ユーザーフレンドリーなインターフェースを備えており、医療施設の運用コストを低減することができる。さらに、様々な医療用素材に対応しており、実際の人間の組織や骨格、血管の動作を忠実に再現することができる​。

Stratasys社の新型J5™ Digital Anatomy™ 3Dプリンターによるデジタル解剖図。
Stratasys社の新型J5™ Digital Anatomy™ 3Dプリンターによるデジタル解剖図。(出典:Business Wire)

主な利点

J5™ Digital Anatomy™ 3Dプリンターの主な利点は、手術計画の効率化、コスト効果の高い教育ツールの提供、医療機器開発の加速である。具体的には、患者固有の解剖モデルを用いることで、手術前の計画がより精密になり、手術時間の短縮とコスト削減が期待できる。また、高品質な教育ツールとして、医療スタッフや学生が実際の臨床シナリオに近い状況でトレーニングを受けることが可能となることで、コミュニケーションの向上や手技の精度向上が図られる。さらに、迅速なプロトタイピングが可能となり、新しい医療機器の市場投入までの時間が短縮され、動物実験の削減にも寄与する​。

技術的な特長

技術的な特長として生体力学的に正確な材料を使用しており、実際の人間の組織、骨格、血管を模倣するモデルを生成する。このため、縫合、切開、スクリューの挿入などの手技をリアルに再現することができる。また、モデルは生体と近い放射線不透過特性を持ち、画像診断にも対応。さらに、手術前に患者固有のモデルを使用することで、外科医は手術の手順を詳細にシミュレーションし、予期せぬ事態を減少させることができる。医療スタッフや学生のトレーニングにおいても、実際の臨床シナリオに近いモデルを使用することで、技術の習得と向上が促進される。

Stratasys社の展望と未来

Stratasys社は、医療分野における3Dプリント技術を維持し、今後もさまざまなソリューションを提供することを目指している。今回のJ5™ Digital Anatomy™ 3Dプリンターの導入により、患者ケアの質向上や医療研究の進展が期待されるとともに、引き続き、医療機関やデバイスメーカーと連携し、3Dプリント技術を活用した新しい治療法や製品の開発を推進する計画である。

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今回のニュースに関連するものとして、これまでShareLab NEWSが発表してきた記事の中から3つピックアップして紹介する。ぜひあわせてご覧いただきたい。

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