APPLE TREE、東京に新型含む全10種類の3Dプリンター・3Dスキャナーのショールームを展開
中国の3DプリンターFLASHFORGE社の日本総代理店であるAPPLE TREE株式会社が、東京都港区の東京支社にて、3Dプリンター・3Dスキャナーの実機やサンプル品の展示を行うショールームの展開を開始した。見学は事前予約制。
家庭用から業務用まで幅広く3Dプリンターを展示
東京ショールームでは、光造形3DプリンターとFFF方式3Dプリンターが合計で6機種展示されている。
FFF方式は、熱溶解積層方式とも呼ばれ、フィラメント状の樹脂を熱で溶かしながらノズルから押し出し、一筆書きのように樹脂を積み上げて造形物を作成する方式だ。6機種中5機種がFFF方式3Dプリンターとなっている。
残り1機種は光造形3Dプリンターのうち、LCD方式と呼ばれる造形方法が採用されている。これは紫外線で硬化する液体樹脂の入ったタンクの下に液晶パネルがあり、その画面で映像を確認しながらLEDを照射し、硬化させる方式だ。
そのほか、3Dプリンターの詳しい造形方法についてはこちらの記事で解説しているのでご覧いただきたい。
展示される3DプリンターにはFLASHFORGE社の最新FFF方式3Dプリンター「Creator4」もラインナップされている。 Creator4は従来機に比べ、造形できるサイズの大型化、素材を熱で溶かして送りこむエクストルーダーが左右で独立、耐熱性・機械的強度が非常に高い高機能樹脂にも対応しているなど、さまざまな進化を遂げているので要チェックだ。
「Creator4」については、以前ShareLab NEWSでも詳細を取りあげた。ぜひそちらも参照してほしい。
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3Dスキャナーはデモンストレーションも実施
ショールームではAPPLE TREE株式会社が正規代理店を務める3Dスキャナーメーカー「SCANTECH社」の製品も展示されている。同社の最新機種で、形状を認識するために必要なマーカーを使用せずに、対象物の測定データを取得することができる「TRACKSCAN」も展示中だ。
3Dスキャナーに関しては、実機の見学だけでなく、3Dスキャナーのデモンストレーションも実施されている。
APPLE TREE社は、大阪に本社を構えているため、大阪本社でもショールームが展開されている。東京ショールームでは6機種の3Dプリンターが展示されているが、大阪ショールームでは最新機種の「Creator4」を含む計13機種も展示されている。
ただ、3Dスキャナーの「TRACKSCAN」については現在大阪ショールームでは展示されていないので見学の際は注意が必要。また、3Dプリンターと3Dスキャナーは、予約フォームが分かれているのでその点も注意してほしい。予約は下記の予約フォームにて(外部サイト)
APPLE TREE社について
APPLE TREE株式会社は2012年に設立され、3Dプリンター・3Dスキャナーの企画製造および販売を行うことを事業内容としている。本社は大阪府大阪市、東京都の港区に支社を構えている。
「3Dプリンターが当たり前になる未来を切り開く」をビジョンに掲げ、3Dプリンターについての情報発信を積極的に行っている。最終的には「一家に一台3Dプリンターを普及させる」ことをミッションとして目指している。
関連情報
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