ロボット開発で使われる3Dプリンター事例や二台目の様々な選択肢、廃番部品のAM生産(N-plus展レポート前編)

2025年10月22日

N-Plus展取材レポート動画の前編として、グーテンベルク社の国産3Dプリンターでロボット開発に取り組む東京科学大学さんの事例、廃盤部品のAM調達に取り組むMadeHereさん(旧3Dプリンティングコーポレーション)、二台目の選択肢としてデルタ式高速プリンターやペレット式3Dプリンターを紹介するシステムインナカゴミさんのブースを取材しました。

0:16 東京科学大学さんの4脚ローラー付きロボットの3Dプリント製作事例(プリンターはグーテンベルク社のG-Zero、材料は大塚化学のポチコン配合のPAとPPS)。初号機はPAをメインに造形したものの、剛性不足でゆがみ破断が出てしまったとのこと。要所要所にPPSで補強部品を配置したところ大型化しても問題なく走行できるように。装置入れ替えで造形速度が高速化しただけではなく、積層間密着が高まりZ方向での強度も改善できたというお話は多くの開発現場にも有益な知見と感じました。

4:00 システムインナカゴミさんのデルタ式、ペレット式、MEX方式機のご紹介です。bambLabsが非常に市場の信頼を得ていますが、それ以外の選択肢も踏まえて選びたいという方には魅力的な候補だったように思います。卓上スーパーエンプラ機の候補もいろいろ出てきました。造形サンプルを作っていただきながらしっかり選らんでいきたいですね。

10:19 MADE HERE (3Dプリンティングコーポレーションから社名変更)の廃番部品製造サービスが注目を集めていました。AM技術、3Dプリンターに対する過大な期待や幻滅ではなく正しく現状でできることを知りたい方は廃番部品から調達に取り組んでもよいかもしれません。

レポートの後編ではデジタル屋台による工程合理化と省人化に取り組むニコンさん、材料リサイクルに取り組む城東テクノさんのブースをご紹介の予定です。

動画でもまとめておりますので、よろしければご覧ください。

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