ジャパンヘルスケア、DMMベンチャーズより1100万円資金調達
3Dプリンターでオーダーメイドの靴のインソールを制作する事業「HOCO」(ホコウ)をおこなうジャパンヘルスケアがDMMベンチャーズから1100万円の資金調達をおこなった。同社はクラウドファンディング、ものづくりスタートアップ・エコシステム構築事業(経済産業省予算、環境創生イニシアチブ 執行 )などの認可を受けて資金調達を行ってきた。今回の資金受け入れは2019年8月31日に受け入れた模様。
DMM.VENTURES
DMM VENTURESは2018年10月設立のDMMのコーポレートベンチャーキャピタルだが、シナジーやキャピタルゲインを目的にしない長期的な視点での起業家支援プロジェクトとして 少額出資の取り組みを行う。事業領域は無制限で、出資は1000万円までのエンジェル出資、若手起業家(U-25)優先などの独自の運営方針を持つ。
マーケティングの視点、資金調達の視点が事業体としてのもう一つの生命線
HOCOをはじめとした「優れたアイディアを革新的なモノづくりで実現しようとする取り組み」は、多々あるだろうが、いずれも実現にはお金がかかるはずだ。取り組む課題や実現する技術的な開発はなかなか他社がまねできるものではないが、「モノづくりのお金を調達する方法」であれば、参考にできる余地は大きい。
今回のHOCOはヘルスケア、3Dプリンティング、AIと時事ネタを事業に取り組む優れたマーケティング感覚を感じる。旺盛に事業化を目指し、助成金やクラウドファンディングに取り組むことで、時代の流れを味方にして、事業化資金を調達する姿勢は、モノづくりという仕事を通じて社会に貢献するモノづくり企業の多くが大いに学ぶべき点かと感じた。
関連情報
2019年のシェアラボニュース創刊以来、国内AM関係者200名以上にインタビューを実施。3Dプリンティング技術と共に日本の製造業が変わる瞬間をお伝えしていきます。