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独製鉄プラント製造のSMSグループによる金属3Dプリンター用パウダー製造設備への取り組み

POINT

  • 独製鉄プラント製造メーカであるSMSグループが鉄原材料メーカーへ金属3Dプリンター用パウダー製造装置の導入を推進していく。
  • 3DプリンターメーカーのAdditive Industries社と連携してライン自体の提案も行っていくという。

SMSグループとは

SMS group は本社をドイツに置く鉄鋼及び非鉄金属用プラントの世界的企業グループ だ。MF-TOKYO2019では鍛造、転炉などを紹介していたが、同社の新しい取り組みでもある金属用3Dプリンター用の金属粉末パウダーを製造する金属粉製造プラントの紹介もあった。

金属粉末用プラントとは

https://www.sms-group.com/plants/all-plants/powder-production-and-3d-printing/scale4series/powder-atomization-plant/

金属積層造形(Metal Additive Manufacturing)の原材料である金属粉末(パウダー)は、従来の鉄心用の金属粉にくらべて、高い精度を求められるハイエンド商品。この金属3Dプリンター用パウダーを製造する粉体噴霧プラントが金属粉末用プラントだ。

金属粉用プラント市場はこれからの市場

金属・非鉄金属用プラントの製造メーカーとしては世界最大級の規模を誇るSMSグループだが、3Dプリンター用金属粉末プラントへの取り組みはここ数年の動きで、これから活動を本格化させるという。

https://www.sms-group.com/plants/all-plants/powder-production-and-3d-printing/

3Dプリンターの提携パートナーであるAdditive Industries社と提携し工業規模での積層造形の生産システムの開発と共同販売を推進している。 さらに自社工場内に、金属粉末用プラントおよび3Dプリンターも設置し、独自に知見も蓄積しながら、製造ラインそのもののAM化およびライン化を推進しているという。

AM対応の動きは始まったばかり

今回お話を伺った綱川徹部長は「SMSグループによるAM対応はまだまだ始まったばかり」と語る。「自社の金属3Dプリンター市場の成長を支える造形材料市場の今後の成長を見据えて、自社工場内に3Dプリンターを設置してさまざま形状、材料での造形を実際におこないながら知見を蓄積しています。」(同氏)。

今後の設備増強の検討をしている 各社 への導入はこれからも進みそうだ。

関連リンク

編集/記者

2019年のシェアラボニュース創刊以来、国内AM関係者200名以上にインタビューを実施。3Dプリンティング技術と共に日本の製造業が変わる瞬間をお伝えしていきます。

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