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今こそ資格を取ろう!無料で3Dプリンター資格試験対策コンテンツを公開ーACSP

一般社団法人コンピュータ教育振興協会(通称:ACSP)が、ものづくりスキルアップ応援企画として、各主催試験の過去問題等の「試験対策コンテンツ」を無償で公開している。期間は2020年5月1日から30日の1か月間だ。

提供される資格試験対策コンテンツ

■    無償提供コンテンツ
 2次元CAD利用技術者試験1級(機械)試験実技過去問題
 2次元CAD利用技術者試験1級(建築)試験実技過去問題
 2次元CAD利用技術者試験1級(トレース)試験実技試験問題
 3次元CAD利用技術者試験1級・準1級試験実技過去問題
 Space Designer検定試験過去問題
 3Dプリンター活用技術検定試験過去問題
※別途有償販売中のものとは、掲載試験年度、掲載試験数等が異なるとのこと。
※掲載試験数は、それぞれ3試験分。

無償コンテンツ公開WebサイトのURLをご紹介しておこう。
https://www.acsp.jp/free.html

3Dプリンターに関しての試験問題も公開されており、上記サイトからダウンロードが可能だ。(ただし問題のみ)

検定試験は 「 3Dプリンター活用技術検定 公式ガイドブック 」という教材からの出題で

■3Dプリンターのメリット
・3Dプリンターの基礎、プロセス、用途
■3Dプリンターの仕組みとプロセス
・3Dプリンターの造形方法、造形材料、後工程、造形用データ
■3Dプリンターの活用
・3Dプリンター活用の前準備、活用のノウハウ、活用事例

について全60問のマークシート形式の試験となっている。こうした民間資格試験は、資格を保有することで、「意欲を可視化」できる。これから取り組みたい、取り組む人材を育成したいという企業にとっても、企業の中で活用を進言していきたい担当者にとっても上手に活用していきたい武器になるだろう。

世界的なサプライチェーン寸断への対策として3Dプリンターに注目が集まる

コロナ危機のような未曽有なリスクを事前に想定しておくことは企業にとっては非常に重要だが、実際取り組むとなると、「そんなリスクはごくわずかな発生確率のはずだから、一部の大企業だけが事前に手が打てる問題で、予算的にも体制的にもうちで取り組む問題ではない」という社内の声が大きく打ち手が打てない事も多かっただろう。しかし「アフターコロナ」と呼ばれる一旦沈静化した後の私たちは、共通体験としての未曽有の危機を共有できる。

サプライチェーンの世界分散という方向性で対応できないリスクに対して、分散の一環として、本社、工場できちんと生産能力を持っておくこと、が非常に重要視されるだろう。そういった意味で3Dプリンターを活用した代替生産(たとえば樹脂型を活用した小ロット生産)などを活用できる分野では実務レベルで体制検討が進むはずだ。

ピンチをチャンスに。「資格」も武器に。

もちろん最終的にモノをいうのは「実際の製造実績」であり「現場での失敗と成功のノウハウ」であることは疑いようもない。また自動車の運転免許とは民間資格を取っても資格に守られた業務を許可されるわけではない。

資格はあくまできっかけなのだ。特に、まだ3Dプリンターを活用したモノづくりが本格化していない企業や現場においては、こうした資格を持っている事が大きな武器になる。

社内調整上有利に進むし、対外的な調整の際でも一定の説得力を持つだろうし、検討を進める際の判断を助けてくれることだろう。生産技術担当者以外にも、在宅勤務で通勤時間が削減できた企画部門担当者にも活用方法を検討する価値はあるはずだ。

ピンチをチャンスに変える武器として「使えるものは何でも使って」成長機会を見つけていきたい。

編集/記者

2019年のシェアラボニュース創刊以来、国内AM関係者200名以上にインタビューを実施。3Dプリンティング技術と共に日本の製造業が変わる瞬間をお伝えしていきます。

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