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Nano Dimension社がFormnextで新技術開発や新しいレジンを発表

Nano Dimension社のロゴ。

Nano Dimension社は、AM技術において業界をリードしている。同社は、2024年11月19日から22日にドイツ・フランクフルトで開催されるFormnextにおいて、ソフトウェアおよび材料に関する新技術を発表する予定である。(上部画像はNano Dimension社のロゴ。出典:Nano Dimension社)

新ソフトウェア、最大70%の印刷時間短縮を実現

Nano Dimension社のブースでライブデモが行われる予定の新しい技術は、ファブリカ マイクロ3Dプリンター向けの高度な新ソフトウェアである。このプリンターは、微細な構造を正確に捉えるマイクロメートルレベルの精度を備えており、高精度なマイクロパーツの製造を可能にしている。研究開発およびプロトタイピング用途において、印刷時間を最大70%短縮。これを可能にするのは、生産性を向上させるパラメータの統合であり、全体のワークフローを改善し、簡素化する機能を持つからである。既存のユーザーは、このソフトウェアを無償でアップグレード可能だ。

DLP 3Dプリンター向けの新レジン、画期的な熱機械特性と誘電特性を提供

さらに、Formnextで初披露されるのは、Nano Dimension社の革新的な新しいレジン「Ataru」である。このレジンは、デジタルライトプロセッシング(DLP)3Dプリンター向けに特別に設計されており、耐高温性、卓越した耐久性と強度を持つ一方で、低損失の誘電特性を備え、無線周波数(RF)アプリケーションでの優れた性能を発揮する。このレジンにより、エレクトロニクス、航空宇宙、自動車産業などの高性能な材料が求められる分野で、新たな可能性を切り開くことができる。

3Dプリンティングレジン「AtaruTM」
3Dプリンティングレジン「Ataru」(出典:Nano Dimension社)

また、Nano Dimension社の「Admatec」シリーズも展示される。このシリーズは、量産レベルのシリアル製造に対応しており、技術的に高度な複雑なセラミックを3Dプリントできるため、高精度鋳造用のシリカシェルやコアの大量生産など、厳しいプロジェクトに最適である。展示会では、Admatecシリーズの半導体製造装置やプロセス製造用コンポーネントの生産といった工業製造への適用が紹介される予定であり、さらにポストプロセスのエンドツーエンドソリューションへの移行も進めている。

Nano Dimension社のブースでは、同社の技術を活用した幅広い応用事例も展示される。これには、ファブリカシリーズを通じた医療機器、マイクロフルイディクス、生物医学研究の応用事例が含まれ、また、射出成形、ツーリング、無線周波数・アンテナや、過酷な環境下での使用が求められる用途に対応する「Ataru」レジンを使用した事例も紹介される予定である。

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今回のニュースに関連するものとして、これまでShareLab NEWSが発表してきた記事の中から3つピックアップして紹介する。ぜひあわせてご覧いただきたい。

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