建設用3Dプリンターを用いたプライベートヴィラ開発事業を開始
不動産売買や宿泊施設、飲食施設の管理運営を行う株式会社レ・コネクション(京都市下京区)が、フランスの3DプリンターメーカーXtreeE社と、3Dプリント関連製品を扱うPrimalDesign.Labo合同会社(東京都品川区)との技術提携を実施。沖縄本島を中心とした建設用3Dプリンターを用いたプライベートヴィラ開発に着手したことを発表した。
(画像は3Dプリンターを用いたオフィス建築の様子/出典:レ・コネクション社)
2023年6月から3Dプリンターで自社オフィスを建築
レ・コネクション社は、2023年6月から沖縄本島のうるま市にある自社3Dプリンター工場にて、自社オフィスの建築に取り掛かっている。同社は2025年までに10棟の建設、沖縄県本島北部(今帰仁村)を中心に100~150平米のプライベートヴィラの建築、宿泊施設をを目標にしているとのこと。今後は建築素材の開発を進め、3Dプリント技術の構築をしていくとしている。
造形・設計の自由度が高いアーム式の建築用3Dプリンターを採用
3Dプリンターを用いた建設は、省人化や工期の短縮の点で大きなメリットがある。また、レ・コネクション社は、温室効果ガスや廃材のカットができるといった点も魅力に感じているようだ。
今回レ・コネクション社が導入したアーム式の建築用3Dプリンターは造形、設計の自由度が高く、デザイン性やコンセプトの実現において優れているとしている。これまで京都における宿泊事業で培われたノウハウや企画力をもとに、3Dプリント建築事業による新たな「地域活性化」の実現を目指していく。
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