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3DPCが3devoの新型フィラメント製造装置の取り扱いを開始

フィラメント製造機「TWO Fusion」

株式会社3D Printing Corporation(神奈川県横浜市、以下「3DPC社」)が、2024年1月18日、オランダの3Dプリント関連企業の3devo社が開発した新型フィラメント製造機「TWO Fusion」の取り扱いを開始したことを発表した。

汎用プラスチックや、耐熱性・機械的強度に優れた高機能樹脂のスーパーエンジニアリングプラスチック(スーパーエンプラ)のフィラメント化に加え、産業廃棄物を製品原料として再利用するマテリアルリサイクルが可能。(上部画像はフィラメント製造機「TWO Fusion」出典:3DPC社)

フィラメント製造機「TWO Fusion」の特徴

最大450℃までの温度上昇が可能な「TWO Fusion」は、PLA / ABS / PET / PETG / TPU / TPEなどの汎用プラスチック、PEEK / PETG / PEKKといったスーパーエンプラ、熱可塑性樹脂などのフィラメント製造に適している。また、搭載されているミキシングスクリューにより、フィラメントの添加剤としてリサイクル材、ファイバー、木片などをスムーズに混ぜ合わせることも可能だ。

専用のソフトウェア「DevoVision」では、製造中のフィラメントの温度や径をリアルタイムで監視でき、その場ですぐに調整できる。従来は有線接続だった「DevoVision」は、今製品から無線接続に対応し、遠隔操作が可能になった。

先行機種の「Composer 450」
先行機種の「Composer 450」(出典:3DPC社)

先行機種として販売されている「Composer 450」と比較すると、「TWO Fusion」は冷却経路が長くなり、さらにセンサーが1軸設計から3軸設計に変わったことで、より高品質なフィラメント製造ができるという。

「TWO Fusion」の製品仕様

  • 本体サイズ:734 x 606 x 258 mm
  • 本体重量:34 kg
  • フィラメント直径:480 mm
  • 平均消費量:400~800W
  • 最大消費量:1400W
  • 電源:110〜230V, 50〜60Hz
  • 対応材料:PLA, ABS, PS, PC, PETG, TPU, TPE, PPS, PVA, Bio PE, NEW PET, PA (6,12,66), PEEK, PEKK, PAEK, PEI, PSU, PES, PE, PP, HIPS, LDPE, POM, PAHT, ASA, PSU, PA, PHB, PPS など
  • 混合実績のある材料:木片、カーボンファイバー、カーボンナノチューブ、着色剤、セラミック、ガラスファイバー、金属パウダー

3DPC社では、フィラメント製造機はもちろんのこと、3Dプリンターや表面処理装置、造形品などを見て触ることができる工場見学を開催している。3Dデータの設計や、ソフトウェアの解説も、デモンストレーションをまじえて行っている。

また、事前に、3Dデータを送ることで工場で、実際に造形した見本品が見学時に受け取れる(樹脂:無料、金属:定価より50%OFF)。

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