デュアルノズル搭載3Dプリンター「X2D」予約販売開始、Bambu Labの次世代モデルをAPPLE TREEが国内展開

2026年4月23日
出典:Bambu Lab、APPLE TREE
最新3Dプリンター「X2D」(出典:Bambu Lab、APPLE TREE)

APPLE TREE株式会社(以下、APPLE TREE)は、Bambu Labが発表した新型3Dプリンター「X2D」の予約販売を2026年4月15日より開始した。従来のフラッグシップ機「X1 Carbon(X1C)」の流れを汲む後継機として、デュアルノズル構造を採用し、造形品質と生産性の向上を図るモデルである。

出典:Bambu Lab、APPLE TREE
出典:Bambu Lab、APPLE TREE

デュアルノズルで多材料造形と効率化を両立

X2Dは独立制御が可能なデュアルノズルを搭載する。モデル材とサポート材を分けて運用できるほか、複数素材の使い分けにも対応し、造形工程の効率化と仕上がり品質の両立を狙った構成となっている。

出典:Bambu Lab、APPLE TREE
出典:Bambu Lab、APPLE TREE

自動キャリブレーションで安定した高精度造形

本機は自動キャリブレーション機能を備え、セットアップ時の調整を自動化する。制御機構の最適化とあわせて、高精度な造形を安定的に実現する設計であり、オペレーターの作業負担軽減にも寄与する。

出典:Bambu Lab、APPLE TREE
出典:Bambu Lab、APPLE TREE

ヒートチャンバーでエンプラ造形に対応

エンクロージャー構造に加え、庫内温度を一定に保つヒートチャンバーを搭載。ABSやナイロンといったエンジニアリングプラスチックの造形においても、反りや割れを抑えた安定した造形環境を確保する。

出典:Bambu Lab、APPLE TREE
出典:Bambu Lab、APPLE TREE

センサー連携で運用の安定性を確保

各種センサーと監視機能により、造形中の状態を常時チェックする仕組みを備える。異常の早期検知を可能にし、トラブルの未然防止と安定稼働を支援する。

製品概要

製品名:X2D
造形サイズ:最大 約256 × 256 × 260 mm
ノズル温度:最大300℃
チャンバー温度:最大約65℃
主な特徴:デュアルノズル構造、スマート監視機能、AMS対応

※仕様は予告なく変更される場合がある。

2モデル構成で用途に応じて選択可能

X2Dは用途に応じて2つのモデルを用意する。

  • X2D 単体モデル(AMS2Proなし)
  • X2D Combo(AMS2Pro付属)

運用環境や材料管理のニーズに応じて選択できる構成となっている。

予約販売と特典

予約販売はすでに開始されており、詳細は各製品ページより確認できる。
予約期間中に購入したユーザーには、HOTO Tools製カッターが特典として提供される。数量限定のため、なくなり次第終了となる。

編集部コメント

デュアルノズルの採用は、これまでシングルノズル+AMSで対応してきたBambu Labの運用思想に変化が見られるポイントである。特にサポート材専用ノズルの運用や、異種材料の同時使用といった面で、実務用途でのメリットは大きい。ヒートチャンバーの強化も含め、ABSやナイロンといったエンプラ領域への対応を明確に打ち出している点は、試作機から“現場機”へのシフトを意識した設計といえる。国内ではAPPLE TREEが販売を担うことで、導入のハードルはさらに下がる可能性がある。

用語解説

■ デュアルノズル構造 2つのノズルを搭載し、それぞれを独立して制御できる3Dプリンターの構造。モデル材とサポート材を分けて出力したり、異なる材料を同時に使用することで、造形効率や品質を向上させることができる。
■ AMS(Automatic Material System) Bambu Labが提供する自動材料供給システム。複数のフィラメントを自動で切り替えながら造形できるため、多色造形や材料の使い分けを効率的に行うことが可能となる。

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