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日本の工作機械市場

マザーマシンとも呼ばれる「機械を作るための機械」が工作機械だ。産業用の製造設備について日本では日本工作機械工業会が統計資料を作成しており、そこには出荷ベースの金額、台数が明示されている。

金額ベースでいうと、2018年度は日本全体で1兆6889億円の出荷金額で7万6122台の工作機械を製造している。内需が7503億円、外需が9857億円ということで、 中国を中心とした新興国が外需需要の主要な需要国だ。

需要に関しては、2015年以降落ち着いてきている。 コンピューター制御ができるNC工作機械が全生産の90%以上を占めており出荷台数で総額を割ると1400万~2000万程度が平均単価と言えそうだ。

年月総額
:百万円
前年比
:百万円
内需
:百万円
外需
:百万円
販売
:百万円
台数
2014年度1,578,646131%526,8761,051,6701,495,341110,375
2015年度1,398,96888.8%579,295819,6731,471,86890,060
2016年度1,289,31092.2%531,575757,7351,251,22467,060
2017年度1,780,339138.1%687,9751,092,3641,578,24997,915
2018年度1,689,13394.4%750,366985,7671,666,40076,122
2019年
1-3月
365,80774.3%142,378223,429440,82118,407

今年は中国、アメリカの経済戦争のおありをうけて、ここ数か月の間、日刊工業新聞などで中国からの工作機械の受注が大幅に下がっていると報じられており、懸念材料は多い。

ちなみに最近金属3Dプリンターの需要が上がってきているが、金属積層造形装置という区分はこの出荷統計にはまだ存在しない。

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編集/記者

2019年のシェアラボニュース創刊以来、国内AM関係者200名以上にインタビューを実施。3Dプリンティング技術と共に日本の製造業が変わる瞬間をお伝えしていきます。

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