Snapmakerの最新3Dプリンター「J1」がクラウドファンディングで日本上陸
3DプリンターメーカーSnapmaker社の日本代理店の1つ、株式会社RIM(以下、RIM社)が、デュアルエクストルーダー3Dプリンター「Snapmaker J1」の応援購入プロジェクトをクラウドファンディングサイト「Makuake」で開始した。実質的な国内先行販売となる。
J1は2月末までのクラウドファンディング後、リターン品の配送が完了するまで、RIM社が日本における独占販売権を有する(画像はSnapmaker社の新型3Dプリンター「J1」 出典:Snapmaker社)。
デュアルエクストルーダー3Dプリンター「Snapmaker J1」とは
デュアルエクストルーダーで異なる素材を同時にプリント
「Snapmaker J1」は、中国とアメリカに拠点をおく3DプリンターメーカーSnapmaker社の新型3Dプリンターだ。造形方式は、フィラメント状の樹脂を熱で溶かしながらノズルから押し出し、一筆書きのように樹脂を積み上げて造形物を作成するFFF方式(熱溶解積層方式)が採用されている。
「Snapmaker J1」には、エクストルーダー(※1)が2つ設置された「デュアルエクストルーダー方式」が特徴である。
造形可能サイズはW300×D200×H200mmとなっている。
また、デュアルマテリアル印刷と呼ばれるプリント方式を採用しており、2つのエクストルーダーを独立させて稼働できる。これにより2つの材料をフィラメントごとにプリントできるので、2つのエクストルーダーで異なる設定を選択すれば、それぞれのフィラメントの性能を最大限に引き出せる。
印刷速度「350mm/s」
RIM社によれば、メーカー史上最高クラスの印刷速度「350mm/s」を実現しながら、振動補正技術の最適化によって速度を保ちつつ、高解像度の印刷が可能になるという。最大加速速度は10,000mm/s²で、細部までこだわった精巧な小型モデルを効率よく印刷できる。
※1 3Dプリントするための素材を熱で溶かして外に押し出すための加工機構のこと。
例えばナイロンの強度とTPU(熱可塑性ポリウレタン)の柔軟性を組み合わせて、日常の摩耗や損傷に耐えることができる機能的なパーツの造形や、複数のパーツで構成されるオブジェクトを一体化させての造形も可能だ。
組み立てる必要がないため、造形したモデルは同士が強く結びつき、耐久性も上がるという。
また、2つのエクストルーダーが独立していることで、フィラメント交換の時間が短く、廃棄物の発生といった無駄が少なくなるといったメリットもある。
Makuakeでのクラウドファンディング
「Snapmaker J1」の応援購入プロジェクトを実施している「Makuake」では、目標金額100万円に対して、2023年2月3日時点で647万円を超える応援購入金額が集まっている。クラウドファンディングは2023年02月27日までなので、気になる方はぜひこの機会に購入を検討してみてはいかがだろうか。
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ShareLab NEWSでは、過去にもSnapmaker製の3Dプリンターについて取り上げているので、以下のリンクより併せてご覧いただきたい。
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