1. HOME
  2. 業界ニュースTOP
  3. BMFが2,400万ドル(約35億円)のシリーズDの資金を調達

BMFが2,400万ドル(約35億円)のシリーズDの資金を調達

BMFプレスリリース

超高精度アプリケーション向けの先進製造ソリューションを推進するBMF(ボストン・マイクロ・ファブリケーション)は、国泰君安証券主導のシリーズDラウンドで2,400万ドル(約35億円)を調達したと2023年8月10日に発表した。この資金により、BMFは革新的な研究開発を改善し、端末製品をさらに促進および拡張、医療技術とハイエンド製造にわたる世界的な協力関係を強化する。(上部画像はBMFプレスリリース。出典:BMF)

BMFとは

BMFは2016年に設立された2μmスケールで最高精度の製造が可能な積層造形装置メーカーだ。世界35か国の約2,000の科学研究機関と産業企業がBMFと協力して、迅速なプロトタイピングやマイクロスケール部品の、より効率的な生産を可能にしている。今回の資金調達は、BMFが2022年に4,200万ドルのシリーズCラウンドを完了してからわずか1年後に行われた。

YouTubeでの3Dプリント技術の情報発信も行っている(出典:BMF)

BMFのテクノロジーがマイクロスケールの積層造形を推進

「私たちは顧客のニーズに応えられることを証明してきましたが、私たちのテクノロジーにはそれ以上のことができることも分かっています。サンディエゴの研究所と、世界中で開発されている他のプロジェクトへの複数の取り組みや当社のテクノロジーによって、独自に可能になる新たな機会を特定するための、自発的なイノベーションの時代に入りつつあります」と、BMFグローバルCEOのJohn Kawola氏は述べた 。「この資金により、当社は顧客やパートナーに対する揺るぎないコミットメントを継続できると同時に、新たなイノベーションを推進するためのリソースを得ることができます。」とさらなる技術革新への投資をめざす。

業界で最も正確で精密な高解像度3Dプリントを作成するために、BMFのプリンターは、軽量でカスタマイズ可能な光学系、高品質の動作プラットフォーム、制御された処理技術を活用した投影マイクロ光造形(PμSL)技術を使用している。それにより複数の機能材料と関連する、後処理プロセスを組み合わせることで、BMFは新しい精密製造ソリューションを開発した。

「デバイスの小型化、精密化、複雑化は、産業発展における主要なトレンドです。この市場の圧力にもかかわらず、従来の製造プロセスは、企業が現在要求している小規模な規模では苦戦しています。」とBMFの共同創設者兼最高経営責任者(CEO)のXiaoning He氏は述べた。「BMFのテクノロジーは、このニーズを満たす上で重要な役割を果たすことができます。投資家の皆様の継続的なご支援により、当社は関連アプリケーション分野での製品の強化と育成を継続し、パートナーと幅広く協力してマイクロスケールの積層造形を推進していきます。」と今後の展望を語っている。

資金調達の関連記事

今回のニュースに関連するものとして、これまでShareLab NEWSが発表してきた記事の中から3つピックアップして紹介する。ぜひあわせてご覧いただきたい。

国内外の3DプリンターおよびAM(アディティブマニュファクチャリング)に関するニュースや最新事例などの情報発信を行っている日本最大級のバーティカルメディアの編集部。

資料ダウンロード 3Dプリンティング国内最新動向レポート

サイト内検索

関連記事