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Carbon社、Keystone 社の材料で3Dプリンターでの歯科部品100万点製造達成

樹脂材料「KeySplint Soft® Clear」によって製作された歯科部品。

Carbon社(アメリカ・カリフォルニア州)とKeystone社は、両社のコラボレーションにより3Dプリント技術を活用した歯科部品の製造で、合計100万点を超える実績を達成した。この成果は、Carbon社のAM技術とKeystone社の高性能材料によって実現され、歯科業界における製造プロセスのデジタル化と効率化に大きく貢献している。(上部画像は樹脂材料「KeySplint Soft® Clear」によって製作された歯科部品。出典:Carbon社)

Keystone社の「KeySplint Soft® Clear」

Carbon社とKeystone社のコラボレーションは、歯科業界においてのAM技術の活用に焦点を当てている。このビジョンは、「KeySplint Soft® Clear」の発売により実現した。この画期的な材料は、歯科装置に高度な快適性、耐久性、美観を提供するものである。「KeySplint Soft® Clear」は、Carbon社のデジタル・ライト・シンセシス(DLS™)技術専用に設計されており、歯科技工所が高品質で患者ごとにカスタマイズされた部品を、これまでにないスピードと精度で製造できるようにした。「KeySplint Soft® Clear」の導入以来、Carbon社とKeystone社の関係はさらに強固なものとなった。

Keystone Industries社の「KeySplint Soft® Clear」と「KeySplint Soft®」
Keystone Industries社の「KeySplint Soft® Clear」と「KeySplint Soft®

100万点達成の意義、そして革新の継続

Carbon社とKeystone社が達成した100万点の歯科部品製造は、AM技術を活用したデジタル製造の有効性を証明する大きな節目である。従来の製造方法では達成し得なかったスピードと精度を両立し、歯科医療の現場でのカスタマイズニーズに迅速に応える能力を示している。また、両社の技術革新は、歯科以外の医療分野や他の製造業にも波及する可能性がある。

さらに両社は、口腔医療分野における革新を推進し続けることに尽力している。Keystone社の利用可能な材料の拡充と、Carbon社のDLS™技術の能力向上に重点を置き、デジタル歯科の未来は明るい展望を示していると言えるだろう。

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