どれが一番お得?3Dプリンターの購入・レンタル・リース・造形依頼を徹底比較
安価な3Dプリンターであれば購入一択だろうが、産業用3Dプリンターの価格は幅広い。他社ではどのように3Dプリンターを調達しているのか気になる読者諸氏もいらっしゃることだろう。そこで、自社で受託造形を行いながら装置の販売・レンタル・リースのサービスも展開するオリックス・レンテック株式会社に、法人ユーザーが産業用3Dプリンターをどのように調達しているかを取材した。対応いただいたのは、同社の3Dプリンター事業推進チームに所属する袴田 友昭 氏・渡邊 正和 氏だ。
目次
部品製造のニーズが高い「3Dプリンター出力サービス」
シェアラボ編集部:オリックス・レンテックさまは事業として3Dプリンターの販売やレンタル、リースなどを手がけていらっしゃいますよね。家庭用の3Dプリンターは部門の経費で備品として購入するケースがあるかと思うのですが、産業用の3Dプリンターは高額な機種が多い傾向です。法人ユーザーは3Dプリンターをどのように調達しているのかをうかがえればと思います。
袴田氏:当社はここ数年で、3Dプリンターに関するご相談を3,000件以上お寄せいただいています。ほぼ毎日ご相談をいただいており、そのうちの半分ほどの案件に関して何らかのお手伝いをしてまいりました。
そのようななかで「3Dプリンター出力サービス」「導入支援サービス」「レンタルサービス」など、販売以外のサービスも行っています。
出力サービスでは、お客さまから共有していただいた3Dデータをもとに、金属製品または樹脂製品の受託造形を行っています。当社の3Dプリンターサービスのなかで、最も利用される方が多いサービスです。特に金属3Dプリンターは導入費用が数千万円以上と高額ですし、ランニング費用が数百万円かかることもめずらしくありません。導入後は、新しい装置を使いこなすためのオペレーターを育成する必要もあります。そこで、受託造形サービスで試験的な開発や少数部品の発注を行おうという考えになるのだと思います。
シェアラボ編集部:特にハイエンドな機種に関しては、そうたくさん使うわけでなければ受託造形が現実的と考える方が多いということですね。
袴田氏:金属3Dプリンターに関しては特にそのような傾向があると思います。ですが、ある程度大量に造形したいという場合でも、装置の導入や複数機材の運用を社内で運用するのが大変だという現実もあります。そういったお声もたくさんいただいたので、当社では、1件ごとの造形依頼に応じて見積もりを出す通常の出力サービスのほかに、「サブスク3Dプリント」というサービスも提供しています。「サブスク3Dプリント」は段階性従量課金型のサービスで、いくつかのプランから造形重量や依頼回数を選べます。
このサービスは、株式会社Bfullさまという受託造形サービスの企業との提携でご提供しています。現在(2023年9月時点)は、自動車関連の企業をはじめとする複数社に、自社の出力センターのような位置づけでご活用いただいています。
シェアラボ編集部:3Dプリンターにもサブスクがあるのですね!
袴田氏:お客さまのご状況に応じて最適な答えは変わるので、複数のご提供方法を用意しているのが当社の強みです。当社に部品の造形を任せていただける背景はお客さまによって実にさまざまです。「自社で保有している装置では造形できないものをつくりたい」という方もいれば、「自社の装置だけでは1日1個しか生産できないけど、1週間で30個生産しなければならない」といった生産性の観点で出力サービスを利用される方もいらっしゃいます。
3Dプリンターは造形方式ごとに使用できる材料や造形できるものが異なるので、ニーズに合わせて装置を使い分ける必要があります。装置の購入という方法以外にも、自社の装置では対応できない部分を補うために、プラスアルファで当社の出力サービスを利用されるお客さまが非常に多い印象ですね。
購入前に金属3Dプリンターの実機検証ができる「導入支援」
シェアラボ編集部:自社にある3Dプリンターではできないことがあったら、まずは出力サービスで造形をお願いしてみて、完成後のイメージや次につくる方向性をつかんでいけばいいのですね。
袴田氏:そうですね。それ以外にも、導入支援サービスということで、要件に合わせた調達方法のご提案や、機種選定のお手伝いも行っています。例えば金属3Dプリンターを購入する前の実機検証サービスなどは人気です。装置を実際に導入するにあたって、「購入する前に実機を使って検証してみたい」とお考えになる方は非常に多いです。
実機検証を希望される方には、当社の技術担当者を専任でつけたうえで、当社の装置を実際に使っていただきます。お客さまには 「Tokyo 3D Lab.」 に複数日お越しいただき、データ作成やつくり方のレクチャーなどのご支援をいたします。
シェアラボ編集部:導入支援における実機検証サービスでは、具体的にどれくらいの期間にわたって実機を触ることができるのでしょうか?
袴田氏:多いのは2日間ですね。夜に造形を始めて、翌日に造形物を取り出す、というイメージです。実機検証ではさまざまな造り込みができるようになっておりまして、一つのアプリケーションを完成させるまでの一連の流れをご支援しています。お客さまに当社の「Tokyo 3D Lab.」へお越しいただいたら、まずは造形用のデータ作成を行い、そのあとに装置のセットアップや造形の見学、造形品の取り出し、仕上げといった順番で作業していただきます。
シェアラボ編集部:実際に導入する前に体験できるのは安心ですね。
袴田氏:本当はお客さまの社内で同じことができればよいのですが、金属造形機は装置も大型ですし、高出力のレーザーや爆発の危険性がある粉末材料を扱うこともあり、安全対策が必要です。金属3Dプリンターを扱うメーカーによっては、導入前に装置を実際に触ってみることができないケースも多々あります。その場合、見学のみで導入判断をする必要が出てくるのですが、高額なだけにやはり事前に触りたいとお考えになる方も多いと思います。
それに、金属3Dプリンターは、樹脂3Dプリンターと比べて取り扱うためのノウハウが必要になります。そもそも3Dプリンター自体が、ボタンを押したら造形品が出てくるようなシンプルな仕様ではありません。当社でも金属3Dプリンターの装置を導入した際に非常に苦労したので、お客さまには金属3Dプリンターを導入する前にしっかり触っていただきたい、という思いがあります。
シェアラボ編集部:自分たちがつくりたいものが本当につくれるのか、事前に検証できるのは大きいポイントですよね。
袴田氏:おっしゃるとおりです。次に多いのが、導入する際の作業環境(場所・ヒト・モノ)やリスクアセスメント(金属粉末を取り扱ううえでの安全面など)を確認したいというお客さまです。そのほかには、「自社で開発した材料で実機検証をしてみたい」「オリックス・レンテックの技術者のノウハウを駆使して、自分たちが求めるパラメーターを設計してほしい」といった用途で導入支援サービスを利用されるお客さまもいらっしゃいます。
オフバランス化・期間の自由設計ができる「レンタルサービス」
シェアラボ編集部:御社では「レンタルサービス」も提供されているかと思いますが、どのようなな方が利用されているのでしょうか?また、どのような目的でご利用になっていますか?
袴田氏:当社のレンタルサービスには、大きく分けて2つの形態があります。
1つ目が、当社が在庫品として所有している装置を貸し出す在庫型の「レンタル」です。対象機種は3機種で、お客さまは最短5日間からレンタルできます。装置を気に入ったお客さまは購入することも可能です。
2つ目が、調達型の「Lレンタル(オペレーティングリース)」です。レンタルの仕組みはリースに近いです。当社がメーカーや販売代理店と契約して装置を購入し、お客さまにレンタルという形式で装置を提供しています。「Lレンタル」では、最短1年からレンタル期間を自由に設定でき、中途解約も可能 ※1 です。
※1 解約時に使用期間に応じた差額調整金にて精算が必要です。
3Dプリンターは技術進歩が目覚ましく、装置の陳腐化を気にされる方も多いです。こうしたレンタルを活用することで、3Dプリンターを導入する障壁を下げることができます。「どのような装置がよいのかわからない」というお客さまには、装置選びや調達方法のご提案からお手伝いするようにしています。
●オペレーティングリース(商品名:Lレンタル)契約です。
●初めてのお取り引きの場合は審査をさせていただきます。審査結果によってはご希望に添えない場合もあります。
●本体・周辺機器・保守などを含んだ概算料金となります。周辺機器・保守・初期費用などの構成により料金は変動します。
●2023年8月時点での参考料金です。予告なしに変更する場合がありますのであらかじめご了承ください。
ファイナンスリースとオペレーティングリースの違い
シェアラボ編集部:レンタルとリースのサービス内容は何が違うのでしょうか?どちらのほうがよりお得になりますか?
袴田氏:レンタルは先ほどお伝えしたように、私たちオリックス・レンテックから装置をお貸し出しするサービスです。ご用意していない装置はレンタルできないのですが、短期間で返却できるというメリットがあります。
リースは、ざっくりいうとお客さまが装置を購入する方法です。装置を担保に入れることで、代金を分割で支払うことができます。銀行などに融資を依頼しなくてもリース会社が審査して対応してくれます。その代わり中途解約はできません。契約期間は会計上定められた減価償却の期間と同じ期間になります。
シェアラボ編集部:リースは中途解約できないのですね。
袴田氏:一般的なリースは中途解約できないファイナンスリースなのですが、やはり契約期間をもっと柔軟にしてほしい、という声もあります。そうしたご要望にお応えしてご提供しているのが、「オペレーティングリース」です。
シェアラボ編集部:リースにも種類があるのですね。種類によって何が違うのでしょうか?
袴田氏:装置が自由に選べるところや購入先は同じですが、期間が変わります。ファイナンスリースの期間は、物件の耐用年数によって変わります。ファイナンスリースの場合、期間が法定耐用年数の70%以上と決められているので、「2年間だけリースしたい」ということができません。オペレーティングリースの場合は、最短で1年から、期間を自由に設定できます。中途解約の条件についても大きく異なります。ファイナンスリースは原則として中途解約ができません。もしも中途解約をする場合は、費用を全額支払う必要があります。一方、オペレーティングリースは、解約時に使用期間に応じた差額調整金にて精算いただくことは前提となりますが、中途解約が可能です。「5年契約でレンタルしているけど、3年目で中途解約して買い取る」ということができます。
シェアラボ編集部:ファイナンスリースはあくまでもリースで、オペレーティングリースはレンタルという認識でしょうか?
袴田氏:はい。ファイナンスリースとオペレーティングリースは、会計処理の点でも違いがあります。
ファイナンスリースは購入と全く同じで、資産としてバランスシートに計上する必要があります。オペレーティングリースでは、現在(2023年9月時点)の日本の会計法基準にのっとっているお客さまについては、お客さまの会計基準によってオフバランス化(経費処理)が可能です ※2。つまり、ファイナンスリースでは固定資産になりますが、オペレーティングリースの場合は経費処理になるため、固定資産にしないことが可能です。オペレーティングリースのサービスとして認められるためには、「費用を全額回収しない」「キャンセルできる」という2つの要件を満たす必要があります。
※2 経費処理については、必ずお客さまの顧問税理士などにご確認ください。
シェアラボ編集部:事業部の資産に計上すると、事業計画策定時に管理が複雑になって嫌がる方も多そうです(笑)
袴田氏:そういった面倒な会計処理がないのがオペレーティングリースのメリットですね。ただ、それだけではなく、利用期間が1年から設定できることをご評価いただくことも多いです。「1年間レンタルして、そのあとに継続して使用するかを決めてから購入したい」「装置の法定耐用年数は7年間あるけど、7年間も装置を使うかどうかわからない」といった声をいただきます。
シェアラボ編集部:レンタルサービスを活用されるお客さまは、どのようなニーズをお持ちの方が多いでしょうか。
袴田氏:装置をレンタルされるお客さまは、何かしらの不安を持っていらっしゃる方が多いですね。3Dプリンターにかかわらず、新しい業界の製品やサービスは陳腐化が早い傾向があります。最新の装置を導入しても、3年後には比べものにならないほど性能が高いものが登場するケースが往々にしてあります。短期間で新しい装置が出てくるので、購入するよりもレンタルで常に最新のものを使いたい、というお客さまは非常に多いですね。また、3Dプリンター自体が非常に高額なので、「装置を導入したいけど社内の決裁が下りない」という方もいらっしゃいます。そのほかには、国家プロジェクトによる補助金を活用して、一定期間だけ装置をレンタルされる方も多いですね。
必要な時だけ造形依頼?購入せずレンタル?やっぱり購入?結局どれがお得?
シェアラボ編集部:これまでのお話で、購入せずに必要な際に出力サービスを利用するケース、導入支援サービスを受けて購入機種を決定するケース、購入せずに一定期間だけレンタルするケースがあることをうかがいましたが、実際にはこれらをどのように使い分ければよいのでしょうか。利用される方が最適なサービスを選ぶためのポイントがあれば教えてください。
袴田氏:どのようなサービスを選ぶべきかは、お客さまの用途によって異なります。例えば、「3Dプリンターで実際に造形ができるか試したい」という方には、3Dプリンター出力サービスをご提案します。「装置の導入に向けて機種選定や社内の体制づくりの検証がしたい」という方には、導入支援サービスをご提案します。実際に装置の導入が決まっているお客さまには、レンタルサービスをご提案することが多いですね。
当社はマルチベンダー(さまざまなメーカーの製品を組み合わせて使用すること)ですので、装置に関して特定のメーカーに強いこだわりを持っているわけではありません。あくまでも、お客さまの用途や予算感などに合った装置をご提案しています。
リーズナブルかつ高性能。中国製3Dプリンターの人気が上昇中
シェアラボ編集部:マルチベンダーとして、いろいろなお客さまと一緒にいろいろな装置を検討されることが多いと思います。最近では、どのような3Dプリンターが人気ですか?
袴田氏:価格帯としては、300万円以下の3Dプリンターを利用される方が圧倒的に多いですね。中でも100万円台の3Dプリンターの人気が高いです。100万円台の3Dプリンターでは、Raise3D社の装置を利用される方が多いです。
国別でみると、中国製の3Dプリンターのお問い合わせが非常に増えています。もともとドイツ製とアメリカ製の3Dプリンターのマーケットシェアが高かったのですが、価格が高いこともあり、性能が高くてリーズナブルな中国製の3Dプリンターに人気が集まっていますね。
当社が代理店契約を結んでいる中国の3Dプリンターメーカーに、「Xi’an Bright Laser Technologies Co., Ltd(以下、BLT)」があります。BLTは金属3Dプリンターに特化した企業で、金属3Dプリンターの製造販売や金属部品の受託造形サービスなどを行っています。
袴田氏:実は、BLTは3Dプリンター市場のなかで時価総額が世界1位です(2022年9月1日時点のデータ)。また、世界で2社しかない「AIRBUS」の量産部品を製造しており、AIRBUSから認証を受けています。BLTの3Dプリンターはドイツ製やアメリカ製のものに比べて安価ですが、たしかな技術力が多くのお客さまに支持されています。
そのほかには、「Zrapid」という中国メーカーの3Dプリンターも人気がありますね。当社では、Zrapid社のSLA(光造形)方式の3Dプリンターを活用して「サブスク3Dプリント」を提供しています。大型造形ができる装置かつ、ドイツ製やアメリカ製の3Dプリンターと比べるとリーズナブルです。性能も高いので、お客さまからの人気が非常に高い3Dプリンターですね。
造形準備機能も充実したオンライン造形シミュレーションサービス「3D–FABs(スリーディーファブズ)」とは
シェアラボ編集部:3つのサービスの概要と主な利用ニーズについて、とてもよくわかりました。ただ、購入以外の活用方法があることは理解していても、実際に利用するまでのハードルが高いと感じている方は多いと思います。最初の一歩を踏み出しやすくするために取り組んでいることがあれば教えていただけますか?
袴田氏:たしかに、「導入を検討したいけど3Dプリンターやソフトウエアの使い方がわからない」「3Dデータはあるが、実際に3Dプリンターでつくれるか確認したい」「造形のノウハウを押さえてから装置導入を検討したい」という方は非常に多くいらっしゃいます。そのようなお客さまのために開発したのが、当社の「3D–FABs」です。
「3D-FABs」は、3Dプリントの造形シミュレーションソフトが備えている機能をオンライン上で使えるWebサービスです。ブラウザーのサイトのためツールのインストールは不要ですし、普段お使いのPCでもご利用可能です。アカウント登録をすれば、いつでも、どこでも、どなたでも、何度でも無料で、3Dプリントする際の造形試算機能を使って費用や仕上がりをシミュレーションできます。
シェアラボ編集部:造形シミュレーションというと、どのようなことができる機能でしょうか?
袴田氏:これまで、専用のビューワーソフトがあれば3Dデータを見ることはできましたが、そこから先の確認(サポート材がどのように付くかなど)については、3Dプリンターに搭載されているソフトウエアがないとできませんでした。「3D-FABs」は、装置を購入しなくても造形データの精緻な検証ができるようにしたいという思いで開発しました。
使用手順は、はじめにサイト上に3Dデータのファイルをアップロードし、造形材料や造形方式、装置などの造形条件を選びます。造形条件でどのような材料やプリンターを選べばよいかわからないという方は、造形条件の選択項目の横にある「?」マークを押していただくと、詳細な紹介テキストが表示されます。その後、造形姿勢を選択すると、サポート材の付き方の確認と造形可否判定を行うことができます。
シミュレーションのデータをサイト内の試算書に反映させて希望納期を決めれば、そのまま当社の出力サービスに造形を発注することができます。わからないことがあれば、サイト上で担当者とチャットができるのでご安心ください。
よい製品を手の届きやすい価格で提供したい
シェアラボ編集部:3Dモデルデータがあれば、スライサーソフトの使い方などを一から勉強しなくても手軽に造形できるようになってきたのですね。
袴田氏:そうなんです。当社では、3Dプリンターをより手が届きやすい価格帯に下げて、装置をコモディティ化するべきだと考えています。低価格で性能の高い装置を、さらにレンタルというサービスとかけあわせて提供することで、3Dプリンターの導入障壁を下げていきたいと考えています。
3Dプリンターは、有効に活用すればとても便利な装置です。実際に使ってみなければメリットがわかりにくい装置なのですが、使い方がわからないという方が非常に多くいらっしゃいます。3Dプリンターの導入障壁を下げるために、使い方のレクチャーについても当社でご提供していきます。
3Dプリンターの導入障壁を下げることが利用促進の第一歩に
取材を通して「3Dプリンターの導入障壁を下げたい」という言葉がたびたび出てきたのが印象的だった。オリックス・レンテックの3Dプリントサービスを利用する企業のニーズは多岐にわたり、これまでに対応した事例がないような相談を受けることが非常に多いとのこと。事業としての効率だけを考えるのであれば、提供サービス以外の相談は断ることもできるだろう。それでも可能なかぎりの要望に応えることを選択しているのは、一人でも多くの人に3Dプリンターを使ってほしいという思いがあるからなのだと感じた。同社での取り組みが広く認知され、3Dプリンターの活用がカジュアルに選択肢に上がるようになればと思う。