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ShareLab NEWSハイライト記事ー2021年11月

毎日こまめに3Dプリンター関連のニュースを追いかけるには、時間と労力が必要だ。
そこでShareLab NEWS編集部が直近2週間の主要ニュースをハイライト記事としてまとめて皆様にお届け!

今回は11月のハイライト記事を一覧で紹介。

11月はShareLab NEWS編集部が厳選した独占取材を実行!先進事例を発表した仕掛人へ、3Dプリンターで先進事例を行う難しさやなぜ実行したのか、また文化財を実際に3Dスキャンしてプリンターで出力した技術人に技術的に難しかったことやなぜ3Dプリンターを採用したのかなど事例の裏側を伺った。

また、11月は環境に配慮した素材の開発や実際に3Dプリンターで造形した事例が特に目立った。いままで造形コストの削減という経営視点での注目度が高かった3Dプリンターだが、今後は企業の取り組みとして環境へ配慮した活動が活性化している背景が影響しているのかもしれない。

3Dプリンターの最新動向を逃さずチェックしてほしい。

ShareLab NEWS編集部 独自取材!

【国内初】卵の殻で出来た大型3Dプリント家具製造に成功

“可能性をデザインする” 株式会社NOD(以下、NOD) は、株式会社ネクアス(以下、ネクアス)、株式会社Boolean(以下、Boolean)とともに、有機廃棄物である”卵の殻”を素材として用いた国内では初の大型3Dプリンター家具を製作した。 以前、ShareLab NEWSでご紹介したバイオマス素材×3Dプリンターで循環型都市を実現するプロジェクト『RECAPTURE』の第二弾である。今回は第一弾同様、NODの溝端氏にインタビューを実施し、第二弾で特に注目してほしいポイントなどを伺った。

\ここがポイント!/

  • 有機廃棄物を使った半永久的なプロダクトづくりプロセスの特徴
  • 本プロセスを活用した新しいプロダクトづくりの可能性
  • なぜ有機廃棄物の中でも、「卵の殻」の素材を使ったのか

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文化財を3Dスキャニング。フルカラー3Dプリンターで展示物として出力(秩父神社/原製作所)

秩父神社の「つなぎの龍」

博物館の展示物や文化財を3Dプリンターで造形する取り組みが本格化している。土器や彫刻などの物品以外にも、3Dスキャナーで建築物やその装飾を取り外したり傷つけることなく、データ化し業務用3Dプリンターで造形できることは文化財の保存や展示に大きな可能性を開いた。細かな形状だけでなく、色彩まで正確に再現できるフルカラー3Dプリンターの機能向上でローコスト短納期での展示物の調達が可能に。先端事例として、秩父神社の事例をご紹介。

\ここがポイント!/

  • 3Dスキャニングすることで、名工の仕事を色彩までデータ化
  • 実際にハンディータイプの3Dスキャナーを使ってみて難しかった点
  • 非常に精巧な形状を再現できた理由とは

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環境に配慮した3Dプリンター事例。リサイクル可能な素材に対応した3Dプリンターの新たな可能性が広がる

【事例1】米研究所が、風力発電機のブレードをリサイクル可能な素材で3Dプリントすることに成功

米国国立再生可能エネルギー研究所(NREL)の研究チームは、風力発電の風車の羽根の部分である「ブレード」をリサイクル可能な樹脂素材を使用し、3Dプリンターで製造することに成功した。

\ここがポイント!/

  • ブレードを従来の熱硬化性樹脂から作るのではなく、熱可塑性樹脂を使って3Dプリントする独自の方法を考案
  • 熱可塑性樹脂は過熱することで元のポリマーを回収して再利用することが可能に
  • この手法を利用することで大幅なコスト削減や製造スピードの向上につながる

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【事例2】環境負荷を大幅に低減する3Dプリント眼鏡フレーム

YOU MAWO社がEOS社製3Dプリンターを用いて製造した眼鏡フレームについて、環境への影響を包括的に評価したところ、従来品を大幅に下回る環境負荷であることが分かった。

\ここがポイント!/

  • LCA(Life Cycle Assessment)による環境影響を評価にて優れた成績を得た
  • カーボンフットプリント(ライフサイクル全体におけるCO2排出量)は、従来フレームと比較して58%も低く廃棄物は80%削減できる
  • 評価を得られた理由は、製造プロセス内の粉末材料の交換頻度を下げ、環境負荷の小さな生体由来粉末を開発する方法にある

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【事例3】再生コンクリートを用いたロッキングプランターでサステナブルデザインを実現

米ペンシルバニア州のカーネギーメロン大学は、ExOne社製のバインダージェット3Dプリンターを用いて、再生コンクリートを材料とするロッキングプランターを作成したと発表した。

\ここがポイント!/

  • 従来より製造工程に無駄なく、少ない量でコンクリートを成形でき、材料の再利用も可能
  • バインダージェット方式を利用することで複雑なデザイン加工も可能
  • 建築業界に対し、ライフサイクル全体を見直し、再利用も考慮した設計を考えるきっかけとなる事例である

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【事例4】リサイクル可能な生分解性3Dプリント材料がドバイExpo2021にて発表

チェコの3Dプリント業界向けフィラメントメーカーのFillamentum社が、ドバイで開催されるExpo2020(ドバイExpo)で100%バイオ再生可能な資源から作られたフィラメントを展示。100%生分解性であり、機能特性を失うことなく数回リサイクルできるため、サステナブルな素材として注目を集めると予想される。

\ここがポイント!/

  • 従来のPLAの約3倍の速さでの生分解を可能
  • 強度・靭性・硬度においても特徴があり、さらには最大110℃まで耐えられる。
  • 自動車部品メーカーであるFremach社など他社での活用はすでに進んでいる

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3Dプリンターメーカー大手の3D Systemsから新たなラインナップが発表

3D Systems が新製品を発表、プラットフォーム確立と多方面事業展開に注力

3D Systemsは SLS 380 を始めとして、新たな 3Dプリンターや材料、ソフトウェアを一挙に発表した。展開を予定している業界や製品スペックについて解説する。

\ここがポイント!/

  • 3D Systems3Dプリンティングの全工程を統合するプラットフォームの構築を目指している
  • 今回発表された新製品を基盤に、より自由な設計とコスト削減の実現に向けたサービスを提供
  • 金属・歯科医療・自動車向けへの展開を想定し、2022年までに新製品・新素材を発表するとのこと

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企業の3Dプリンター促進として協業が進む。先進業界以外にも多様な業界への発展が広がる

ストラタシスがアドビと協力し、Adobe Substance 3DPainterから直接3Dプリンティングを可能に

3DプリンターメーカーのStratasys Ltd.(以下、ストラタシス)がAdobe Inc.(以下、アドビ)と協力して、Adobe Substance 3D PainterからストラタシスのPolyJet式3Dプリンターを通じて直接3Dプリンティングモデルの作製ができる新たなワークフローを発表した。

\ここがポイント!/

  • PolyJet式3Dプリンターで直接、実際に質感のあるフルカラー・モデルのシームレスな製作、レンダリング、プリンティングを実行できる
  • 両社の協力により、アーティストやデザイナー、エンジニアはコストや時間を追加せずに製品のさまざまな反復テストが可能に
  • ゲーム、映画、ファッション、建築、製品デザイン、コンシューマ向け包装製品などのフルカラー3Dプリンター技術の進化が促進される

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シンドラー、MX3Dと提携し3Dプリンターでトポロジー最適化されたエレベーター部品を開発!

スイスに本社を置くエレベーター大手Schindler(以下 シンドラー)は、主に建設関連の3Dプリントプロジェクトを手がけるオランダのスタートアップ企業 MX3D と提携し、アートとエンジニアリングを融合させた、ユニークな外観の3Dプリント製エレベーターカートを発表した。

\ここがポイント!/

  • 建設業界で活躍するMX3Dが別業界での3Dプリンター事例を展開!
  • 独創的で複雑なデザインを実現した要因は、トポロジー最適化技術にある
  • 独創的なデザイン性だけではない、製造コストの削減、軽量化によるエネルギー効率の向上を実現

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世界初!すべて3Dプリンターから作られたスニーカー

ファッションデザイナーのHeron Preston氏と米カリフォルニア州サンフランシスコのテック企業Zellerfeld社が提携し、3Dプリンティングされたスニーカー「HERON01」が開発された。すべてのパーツが3Dプリンターで作成されたスニーカーは世界初となる。

\ここがポイント!/

  • これまでの3Dプリント技術が組み込まれたスニーカーとの違い
  • シューズ業界へ進出するZellerfeld社とは

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