Polymaker「パンクロマ」PLAシリーズが価格統一 全ラインナップ税込3,000円へ

2026年5月13日
出典:サンステラ
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株式会社サンステラは、Polymakerのマテリアルブランド「パンクロマ」シリーズにおいて、PLAシリーズ製品の価格を統一すると発表した。対象となる現行ラインナップは、カラーや材質を問わず税込3,000円(税抜2,727円)へ改定される。

近年、3Dプリンター市場ではマルチカラー造形やデザイン性を重視した材料選定が広がっている。一方で、色や材質ごとに価格差が存在することで、ユーザーにとって選択が複雑になる課題もあった。今回の価格改定では、「どの色でも、どの材質でも3,000円」という分かりやすい体系を採用することで、用途やデザイン重視の材料選びを後押しする狙いだ。

「パンクロマ™」シリーズとは

「パンクロマ」シリーズは、Polymakerが強みとしてきた“色の管理”を重視したフィラメントブランドである。異なる製造ロット間でも色味の均一性を保つ設計となっており、大規模造形や長時間プリントでも色の違いを気にせず使用できる点が特徴だ。

また、シリーズで採用されている紙スプールは端面が強化されており、カラーエンジン搭載3Dプリンターでも摩耗しにくい仕様となっている。交換時の扱いやすさや廃棄性にも配慮されている。

出典:サンステラ
出典:サンステラ

対象製品は現行PLAラインナップ全種類

価格統一の対象となるのは、現在展開されている「パンクロマ PLAシリーズ」全製品である。

対象ラインナップは以下の通り。

  • Matte(旧PolyTerra PLA)
  • Satin
  • 半透明
  • Silk
  • Metallic
  • Marble
  • Dual Matte
  • Dual Silk
  • Gradient Matte
  • Gradient Satin
  • Gradient 半透明(Rainbow)

なお、「パンクロマ CoPE(税込1,800円)」は対象外となる。

また、旧PolyTerra PLAのセールは継続されるほか、海外取り寄せ製品については別価格設定となる予定だ。海外で発表済みのベーシックシリーズやリフィルフィラメントについても、統一価格とは別の価格体系が採用される。

「価格」ではなく「用途」で選べる環境へ

サンステラによると、今回の価格改定の背景には、材料選定時の分かりにくさを解消したい狙いがあるという。

3Dプリンター市場では近年、デザイン性やマルチカラー造形への需要が高まっている。一方で、色や材質ごとの価格差によって比較が複雑化し、初心者の導入ハードルになっていた側面もあった。

今回の統一価格施策によって、ユーザーが価格差ではなく、用途・デザイン・機能を基準にフィラメントを選択しやすくなることが期待される。

国内最大級のフィラメント販売実績を背景に展開

サンステラは、3Dプリンターおよび造形材料を扱う専門商社であり、年間3,500台以上の3Dプリンター販売、年間50,000巻以上のフィラメント販売実績を持つ。

国内最大級の在庫ラインナップを背景に、日本市場向けの製品展開や技術サポートを行っている。

同社は今回の施策を通じ、「パンクロマ™」ブランドの認知拡大と、ユーザーの創作環境の向上を進めていくとしている。

シェアラボ編集部コメント

3Dプリンターフィラメント市場では、近年“色”や“質感”のバリエーション拡大が進む一方、価格体系の複雑化も進んでいた。特にマルチカラー造形を行うユーザーにとっては、「色違いで価格が変わる」ことが導入時の心理的ハードルになるケースも少なくない。

今回の「どの色でも、どの材質でも税込3,000円」というシンプルな設計は、材料選定を直感的にし、デザイン重視の活用を後押しする施策と言えそうだ。また、近年増えているAMS系マルチマテリアル環境との相性も良く、初心者から上級者まで幅広いユーザーに影響を与える価格改定となりそうである。

用語解説

■ Polymaker
中国・上海を拠点とする3Dプリンターフィラメントメーカー。高品質なPLAやエンジニアリング材料を世界展開しており、「PolyTerra™」「Panchroma™」などのブランドを展開している。
■ PLA
植物由来原料をベースとした熱可塑性樹脂。扱いやすさや反りにくさから、家庭用・業務用を問わず最も普及している3Dプリンター用フィラメントの一つである。
■ マルチカラー造形
複数色のフィラメントを切り替えながら行う3Dプリント方式。近年はAMSなど自動材料切替装置の普及により、一般ユーザーにも広がっている。

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