YOKOITOとDeep-Tech CORE SAPPORO、3Dプリンター活用でイノベーション推進の提携を締結

2024.12.02

株式会社YOKOITO（京都府京都市、以下YOKOITO）は、北海道札幌市を拠点にコワーキングスペースの運営やものづくり・創業支援に取り組むDeep-Tech CORE SAPPORO（運営会社：ネットドア株式会社）との間で、パートナーシップを締結した。YOKOITOが展開するAMおよびデジタルファブリケーション分野での先端技術と充実したサポート体制を持つ「YAM（Yokoito Additive Manufacturing）」と、X-Tech分野において革新を牽引するDeep-Tech CORE SAPPOROが連携することで、アイディアを迅速に形にできる環境の構築を図る。この取り組みにより、イノベーションの循環を一層加速させることを目指している。（上部画像は株式会社YOKOITOのプレスリリースより。出典：株式会社YOKOITO）

1 Deep-Tech CORE SAPPOROとは
2 YOKOITOとDeep-Tech CORE SAPPOROの取り組み
3 ネットドア株式会社
4 株式会社YOKOITOの概要
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Deep-Tech CORE SAPPOROとは

エンジニアやクリエイターの利用に特化した設備を備えたコワーキングスペースで、大型のLEDビジョンや透過型ビジョンをはじめとする多様なディスプレイ機器が設置されており、道内で初となるXRスタジオも完備している。また、3Dプリンターやレーザーカッター、VRゴーグル、AIエッジカメラといった機材を揃え、ものづくりや実証実験を行うための環境を提供している。

所在地：〒060-0005 北海道札幌市中央区北5条西5丁目1-5 JR55SAPPOROビル 8F
営業時間：平日9:00〜20:00（土日祝・お盆・年末年始は休館）

Deep-Tech CORE SAPPOROの写真1（出典：株式会社YOKOITO）

Deep-Tech CORE SAPPOROの写真2（出典：株式会社YOKOITO）

Deep-Tech CORE SAPPOROの写真3（出典：株式会社YOKOITO）

YOKOITOとDeep-Tech CORE SAPPOROの取り組み

YOKOITOは、Deep-Tech CORE SAPPOROとのパートナーシップを一層強化し、北海道におけるAMおよびデジタルファブリケーションの普及促進に取り組む方針である。

3Dプリンター活用技術のワークショップ開催

両社は、3Dプリンターの技術を習得できるワークショップを定期的に実施する計画である。初心者から上級者まで幅広い層を対象に、実践的なスキルを学べるプログラムを提供し、多くの参加者がものづくりの可能性を広げられる場を作る。

最新AM関連機器の展示会の開催

Deep-Tech CORE SAPPOROにて、最新の3DプリンターやAM関連機器を紹介する展示会を開催する予定である。来場者には、最先端技術を直接体験し、活用方法を具体的に理解する機会を提供する。

3Dプリント制作のフォロー体制の強化

創作活動を支援するための充実したフォロー体制を整備し、初めての利用者でも安心して3Dプリンターを活用できる環境を構築する。専門的な技術サポートや制作過程の指導を通じて、スムーズなものづくりを実現する。

これらの取り組みにより、両社はAMを基盤とした新たなイノベーションの可能性を広げるとともに、創造性あふれるコミュニティの発展に貢献していく方針である。

ネットドア株式会社

ネットドア株式会社は、2019年5月に設立されたデジタルソリューション企業である。本社を北海道札幌市に構え、東京、神奈川、京都、中国深圳にも拠点を展開している。同社は、デジタルサイネージやLEDビジョンの製造・開発を主軸とし、AIシステムや各種システム開発、コンテンツ制作、配信、運営、管理までをワンストップで提供している。特に、ハードウェアの設計から自社国内工場での組み立てまでを一貫して行い、品質と安全性の高い製品を提供している。また、AI技術やXR（拡張現実）領域にも注力し、インキュベーション施設「Deep-Tech CORE SAPPORO」を運営するなど、技術革新と地域産業の活性化に貢献している。さらに、経済産業省の「J-Startup HOKKAIDO」や北海道大学の「北大発認定スタートアップ企業」に選定されるなど、その取り組みが高く評価されている。

株式会社YOKOITOの概要

株式会社YOKOITOは、2014年3月に設立された京都発のベンチャー企業である。同社は、3Dプリンターを中心としたデジタルファブリケーション技術を活用し、「全てのアイデアをカタチにできる社会をつくる」というビジョンのもと活動している。事業内容は、3Dプリンターの企画・販売・導入支援、応用サービスの提供、デジタルファブリケーション技術に関する調査・研究・事業開発、情報発信、デジタル歯科関連商品の企画・製造・販売など多岐にわたる。2021年10月には、AM技術の研究と普及を目指すブランド「Yokoito Additive Manufacturing」を立ち上げ、同年、京都市内に「Yokoito Additive Manufacturing Center」をオープンした。これにより、AM技術を背景とした生産プロセスの改革を通じて、日本のものづくりの発展に寄与している。