自動車・宇宙から建設・医療まで 3Dプリンター最前線が集結する「TCT Japan 2026」開催

2026年1月26日
(出典:TCT Japan 展示会事務局)
(出典:TCT Japan 展示会事務局)

3Dプリンターを取り巻く技術と活用は、試作のための手法から、製造現場で実際に使われる選択肢へと変わりつつある。そうした最新動向を一望できる展示会「TCT Japan 2026」が、2026年1月28日(水)に東京ビッグサイトで開催される。

今回のTCT Japanでは、シェアラボが運営と共同で特別企画を実施する。3Dプリンター活用の実践者を会場に招き、公開取材を行う予定だ。日本で「この人しかやっていない」と言える取り組みを実践する先駆者を迎え、来場者が会場で直接話を聞き、挨拶を交わせる機会をつくる。展示を見るだけでは得られない、現場の知見と実感を共有する場としたい考えだ。

12回目を迎えるAM専門展、東京ビッグサイトで開催

TCT Japan事務局(株式会社JTBコミュニケーションデザイン)は、2026年1月28日(水)から30日(金)までの3日間、東京ビッグサイト南3ホールにて「TCT Japan 2026 ― 3Dプリンティング&AM技術の総合展 ―」を開催する。

本展は、JTBコミュニケーションデザインと、欧米・アジアでAM分野の展示会・カンファレンスを主催するRapid News Publications Ltd.との共催によるものだ。前身となる3D Printing展から数え、今回で12回目の開催となる。

TCT Japan前回開催時の様子(出典:TCT Japan 展示会事務局)
TCT Japan前回開催時の様子(出典:TCT Japan 展示会事務局)

試作から最終製品へ AM技術の実装が進む製造現場

製造業における3Dプリンティング/AM技術は、世界的な技術進化とともに、国内でも実用化が着実に進んでいる。航空機分野では軽量かつ高機能な部品への適用が進み、自動車分野では高付加価値部品の製造手法として存在感を高めている。

医療分野においても、個別最適医療の実現を見据えたインプラントへの応用が広がりつつあり、AM技術は試作を超え、最終製品製造を視野に入れた技術として活用領域を拡大している。

設計自由度がもたらす製造プロセス全体の効率化

AM技術は、設計自由度の向上を通じて製造プロセス全体の効率化に寄与する。工程短縮や材料使用量の最適化、高機能化を同時に実現できる点は、コスト削減と生産性向上の両立につながる。

少子高齢化による労働人口減少や生産性向上といった課題を背景に、AM技術は国内製造業の競争力強化と持続的成長を支える基盤技術として、その重要性を高めている。

初出展29社を含む126社・団体が参加、250件超を展示

TCT Japan 2026には、初出展29社を含む世界7か国・地域から126社・団体が参加し、250件を超える製品・サービス・技術が展示される。本展初披露となる製品や、各社のノウハウが蓄積された独自技術など、現在進行形で発展する3Dプリンティング技術を体感できる内容となっている。

また、装置だけでなく、設計・ソフトウェアといった前工程から、後加工・計測などの後工程まで、AM活用に欠かせない周辺技術にも注目が集まっている。装置販売にとどまらず、造形サービスや周辺機器を含めたトータルソリューションを提供するメーカーも増えている。

ナノ3Dプリンタから産学連携拠点まで、初出展技術に注目

初出展企業による技術・製品も本展の見どころだ。ミクロンからメゾスケールの立体構造物を造形可能なナノ3Dプリンタを扱うSIJテクノロジ、学内に保有する20台以上の3Dプリンターを一般企業に開放し、産学連携によるものづくりを推進する長岡技術科学大学 DXRものづくりオープンイノベーションセンターなどが初出展する。

また、AM部品の品質保証を支える高精度3Dスキャナーを提供するコムスキャンテクノなど、量産・実装を見据えた技術も紹介される。

金属AM、材料、ソフトウェアまで幅広い注目出展者

会場では、金属・樹脂3Dプリンター、材料、ソフトウェア、計測機器まで幅広い技術が展示される。金属積層造形と切削加工を融合した装置を展開する松浦機械製作所、電子ビーム方式の金属3Dプリンターを扱う日本電子、Ni基高合金粉末を初公開する大同特殊鋼など、材料・装置の両面での展示も予定されている。

41セッションを実施、国内外の有識者が最新動向を発信

会期中は2つのステージで計41本のセミナー・カンファレンスが行われる。初日は市場動向、2日目は応用事例、3日目は研究開発トレンドをテーマとし、国内外のAM業界有識者が登壇する。

経済産業省、防衛装備庁、NASA関連研究者、大学・企業の研究者による講演やパネルディスカッションを通じ、AM技術の現状と今後の方向性が示される予定だ。

製造現場で使われる技術としての3Dプリンターを捉え直す場

TCT Japan 2026は、3Dプリンターを特別な技術としてではなく、製造現場で実装される現実的な選択肢として捉え直すための展示会である。装置、材料、ソフトウェア、計測、そして人材と知見が一堂に会する3日間となる。

シェアラボブースで実現する、実践者を招いた公開取材企画

今回、TCT Japan 2026では、我々シェアラボブースにて運営さまと共同企画を行う。3Dプリンター活用の最前線に立つ実践者を会場に招き、公開取材という形でその取り組みを深掘りする。

日本でこの人しかやっていないと言っても過言ではない事例を、直接聞ける場である。現場の話を知りたい方、本人に会って話してみたい方には、ぜひシェアラボブースに立ち寄ってほしい。

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国内外の3DプリンターおよびAM(アディティブマニュファクチャリング)に関するニュースや最新事例などの情報発信を行っている日本最大級のバーティカルメディアの編集部。

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