ホワイトエッセンス、親子向け工場見学「歯のひみつ科学ラボ」を初開催 産業用3Dプリンターやデジタル歯科技術を体験

2026年8月3日

ホワイトエッセンス株式会社は、2026年8月21日に神奈川県川崎市のホワイトエッセンス川崎製造所で、夏休みの自由研究をテーマにした親子向け工場見学イベント「歯のひみつ科学ラボ」を開催する。産業用3Dプリンターやデジタル技工所の見学に加え、ジルコニアを使ったアクセサリー制作や3Dスキャン体験などを通じて、歯科医療を支えるデジタル技術を学べる内容となっている。

デジタル歯科技術を体験できる初の一般向け工場見学

同イベントは、ホワイトエッセンスが初めて一般向けに実施する工場見学企画である。

近年、教育現場ではSTEAM教育への関心が高まる一方、保護者からは夏休みの自由研究のテーマ選びに悩む声も多い。同社はこうした背景を踏まえ、歯科医療の現場で活用されているデジタル技術を、親子で体験しながら学べるプログラムとして企画した。

会場となる川崎製造所では、ホワイトニング薬剤の製造設備やデジタル技工所を公開し、普段目にすることのない歯科医療のものづくり現場を見学できる。

3Dスキャンやジルコニア加工など4つの体験プログラム

イベントでは、歯科医療に関連する4つの体験プログラムが用意されている。

「ジルコニアアクセサリー制作体験」では、歯科用の被せ物にも使用されるジルコニアを加工し、オリジナルアクセサリーを制作する。加工ロボットの仕組みについても学ぶことができる。

「最先端3Dスキャン&3Dプリンター体験」では、歯科用模型を3Dスキャナーでデータ化し、そのデータを大型3Dプリンターで造形する工程を体験する。完成した歯の立体モデルは持ち帰ることが可能である。

さらに、歯の着色やホワイトニングの仕組みを学ぶ「ホワイトニング実験」、デジタル技工所やホワイトニング薬剤製造所を見学するプログラムも実施される。

約1億円規模の産業用3Dプリンターを備えた川崎製造所

会場となるホワイトエッセンス川崎製造所は、2025年1月に開設された研究開発・製造拠点である。

自社開発のホワイトニング薬剤を製造する施設として医療機器製造の国際規格「ISO 13485」を取得しており、一般手術室と同等の「クラス1万」の清浄度を持つクリーンルームを備える。

また、国内の歯科分野では珍しい約1億円規模の産業用3Dプリンター(粉末焼結積層造形機)やレーザー加工機を導入し、高精度な歯科技工物やマウスピースの製造までを一貫して行っている。

小学4~6年生の親子を対象に開催

イベントは2026年8月21日(金)に開催され、午前(10時~12時)と午後(14時~16時)の2部制となる。

対象は小学4~6年生の子どもと保護者で、定員は各回10組。参加費は無料で、応募締切は2026年8月5日15時となっている。

参加者には、制作したジルコニアアクセサリーや3Dプリンターで造形した歯の立体モデル、オーラルケアグッズなどが記念品として提供される予定である。

シェアラボ編集部コメント

歯科分野では、口腔内スキャナーやCAD/CAM、3Dプリンターを活用したデジタル化が急速に進んでいる。本イベントは、その技術を子どもたちにも分かりやすく伝える取り組みとして注目される。特に、実際の産業用3Dプリンターが稼働する技工所を一般公開する機会は珍しく、製造業やものづくりへの興味を育むきっかけにもなりそうだ。歯科医療とデジタル製造技術の接点を体験できるイベントとして、多くの親子の関心を集めそうである。

用語解説

CAD/CAM
設計(CAD)と加工(CAM)をデジタルデータで連携する製造技術。歯科では被せ物や詰め物などを高精度かつ短時間で製作するために広く利用されている。
ジルコニア
高い強度と耐久性、美しい白色を兼ね備えたセラミック材料。歯科用クラウンやブリッジなどに広く採用されており、生体親和性にも優れている。
粉末焼結積層造形機
粉末状の材料にレーザーなどを照射して一層ずつ焼結し、三次元形状を造形する産業用3Dプリンター。高精度な部品や歯科技工物の製造に利用される。
出典
ホワイトエッセンス株式会社 プレスリリース「【夏休み自由研究】ホワイトエッセンス、初の親子向け工場見学『歯のひみつ科学ラボ』を開催」(2026年7月30日)

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