1. HOME
  2. 業界ニュースTOP
  3. AI駆動の3Dプリントソフトウェア「AI Build 2.0」 ― AI Build社

AI駆動の3Dプリントソフトウェア「AI Build 2.0」 ― AI Build社

「Aibuild 2.0」のページ

ロンドンを拠点とするAI Build社が、クラウドベースのDED(指向性エネルギー堆積法)用AI駆動3Dプリントソフトウェア「AI Build 2.0」を発表した。自動化の強化、AIアシスタントの導入、ISO 27001データセキュリティ認証を統合している。(上部画像は「Aibuild 2.0」のページ。出典:AI Build社)

AI Build 2.0の概要の特長

AI駆動3Dプリントソフトウェア「AI Build 2.0」の新しいインターフェースは、ユーザーフレンドリーな設計が特徴で、ライトモードとダークモードを搭載し、使用環境に合わせた表示が可能となっている。直感的で、複雑な操作を簡単に行えるように設計されているため、初心者でも容易に操作でき、また、各種チュートリアルやガイドが充実しており、ユーザーが迅速に操作を習得できるようサポート。ISO 27001データセキュリティ認証に対応しており、セキュリティ面でも安心して利用できる。

iPad上の「Aibuild2.0」Ai Build経由の画像。
iPad上の「Aibuild2.0」Ai Build経由の画像。(出典:AI Build社)

AIアシスタントの導入とリアルタイムのプロセス監視

「AI Build 2.0」にはAIアシスタントが導入されており、自動ツールパス生成機能を提供している。このAIアシスタントは、ユーザーが必要な情報をテキストで入力するだけで、最適な設定を提案し、ツールパスを自動的に生成、ユーザーは試行錯誤することなく、迅速に高品質なプリントを実現できる。AIアシスタントは継続的に学習し、ユーザーの使用パターンに基づいてより精度の高い提案を行う。

また、リアルタイムのプロセス監視機能を備えており、センサーフュージョン技術を利用してプリント中の異常を検知する。ユーザーは印刷プロセスをリアルタイムで監視し、問題が発生した場合には即座に対応できる。AIアルゴリズムによる品質管理も導入されており、不良品の発生を未然に防ぐことができるという。

ハードウェアと材料の統合、スライシングモードとワークフローツール

「AI Build 2.0」は多種多様なプリンターとロボットのサポートも特徴としており、ユーザーは必要に応じてカスタムハードウェア設定をアップロードできる。材料の選択肢も豊富で、さまざまな材料に対応。ユーザーは特定のプロジェクトに最適なハードウェアと材料を選択し、効率的に生産を進めることができ、ハードウェアと材料の統合により、一貫した品質管理が可能となる。

さらに新しいスライシングモードとワークフローツールが搭載されていて、多軸スライシングアルゴリズムにより複雑な形状や構造の部品を効率的にプリントでき、クラッドモード、セグメントモード、ソリッドウォールモードなどの新機能も追加され、多様なニーズに対応可能。ユーザーはより自由度の高いデザインと製造が実現できる。

「AI Build 2.0」の導入方法と実例

「AI Build 2.0」の導入は、ステップバイステップのガイドに従うことで簡単に行える。まず、ユーザーはソフトウェアをインストールし、必要なハードウェアと材料を設定。その後、AIアシスタントを活用して最適なツールパスを生成し、プリントプロセスを開始する。実際の導入事例として、製造業の各分野での活用が挙げられ、特に自動車や航空宇宙産業において高い効果を発揮している。

ソフトウェア、3DCADの関連記事

今回のニュースに関連するものとして、これまでShareLab NEWSが発表してきた記事の中から3つピックアップして紹介する。ぜひあわせてご覧いただきたい。

国内外の3DプリンターおよびAM(アディティブマニュファクチャリング)に関するニュースや最新事例などの情報発信を行っている日本最大級のバーティカルメディアの編集部。

資料ダウンロード 3Dプリンティング国内最新動向レポート

サイト内検索

関連記事

最新記事

おすすめ記事