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SonoSaki社、NTTドコモと「みらいのおねんど教室」で3Dモデリング教育を提供

「みらいのおねんど教室」ウェブサイト。

株式会社SonoSakiはNTTドコモと業務提携し、子ども向け3Dモデリング教育プログラム「みらいのおねんど教室」を提供する。小学生から高校生までを対象としたオンラインでの3Dモデリングおよび3Dプリント体験が可能となる。(上部画像は「みらいのおねんど教室」ウェブサイト。出典:SonoSaki社)

業務提携の背景と目的

SonoSaki社とNTTドコモの業務提携の背景には、デジタル技術を活用した教育の普及と、新しい学びの機会を提供するという共通の目的がある。NTTドコモは、通信事業だけでなく、スマートライフ事業を通じて多様なサービスを提供しており、今回の提携はその一環として位置付けられる。特に、子供たちがデジタル技術を通じて新たなスキルを身に付けることが重要視されている。SonoSaki社は、デジタル技術を活用した教育サービスを提供するEdTech(エドテック)を進めている企業であり、「夢ある世界に進むためのその先の道しるべを創る」というミッションを掲げている。両社はこの提携により、学校教育では得られないデジタル領域での学びを提供し、子供たちの将来の可能性を広げることを目指している。

「みらいのおねんど教室」

「みらいのおねんど教室」では、受講者が3Dモデリングを学び、自ら設計した3Dデータを使って3Dプリント品を制作することができる。AR技術を用いたオリジナルグッズも毎月提供されるため、デジタル技術の応用範囲が広がる。また、オンラインレッスンだけでなく、リアルなイベントでの3Dモデリング体験も計画されており、実践的なスキルを身に付ける機会が提供される。以下は「みらいのおねんど教室」サービス紹介動画。

世界中で進行する3Dプリンターを活用した教育の現状

アメリカ、シンガポール、イギリス、中国など、ICT教育が進展している国々の公立学校では、3Dプリンターを用いた授業が次々と導入されている。日本でも、文部科学省が義務教育学校における教材の一例として「教材整備指針」に3Dプリンターを新たに加えることを決定しており、国内の義務教育環境における普及が期待される。単に3Dデータを作成するだけでなく、そのデータの多様な活用方法も求められており、STEAM教育の理念に適合する形で、SonoSaki社は異なる分野を横断する教育プログラムの開発に取り組んでいる。

サービスの利用方法と料金

利用方法は、comottoメルマガ会員(comottoについては下記参照)に登録することで開始される。提供開始日は2024年7月23日で、月額13,580円(税込)でサービスを利用できる。利用者は月3回のオンラインレッスンと月1回の探究学習会に参加することができ、各回のレッスン時間は60分、受講にはパソコンとインターネット環境が必要であり、詳細情報や登録手続きは専用ウェブサイトで確認できる。

ドコモが提供する子育て応援ブランド「comotto」とは

「comotto」は、「子供の未来を、もっと。」をコンセプトに、子どもとその家族に学びや楽しさを提供する子育て応援ブランドである。このブランドでは、現代社会で生き生きと過ごす力を育むため、学校では学べない様々なコンテンツサービスを展開している。さらに、「comotto子育て応援プログラム」というお得で楽しいプログラムも提供しており、これは様々な業界のパートナーと協力して実現している。このプログラムにより、子どもたちは多様な学びの機会を得られ、家族全体が一緒に楽しむことができる仕組みとなっている。

今後の展望

今回の業務提携により、NTTドコモとSonoSaki社は、子供たちに新しい学びの機会を提供するための強力なパートナーシップを築いた。デジタル技術を活用した教育プログラム「みらいのおねんど教室」は、子供たちが未来のスキルを身に付けるための重要なステップとなる。今後も、教育分野でのイノベーションを推進し、より多くの子供たちに質の高い教育を提供するための取り組みを続けていく予定である。

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国内外の3DプリンターおよびAM(アディティブマニュファクチャリング)に関するニュースや最新事例などの情報発信を行っている日本最大級のバーティカルメディアの編集部。

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