株式会社TooとAPPLE TREE株式会社(以下、APPLE TREE)は、3DCADと3Dプリンターを活用したモック制作の内製化をテーマとする体験会「3Dモック内製化 体験会|デザイン~試作を2時間で体感(3Dプリンター×3DCAD)」を、2026年10月28日に東京都港区で開催する。3DCADによる設計から3Dプリンターによる造形まで、一連の制作工程を実機デモや造形サンプルを通じて紹介するイベントだ。
目次
3DCADと3Dプリンターを組み合わせたモック制作を紹介
製品開発やデザインの現場では、形状や寸法、使用感を確認するためのモックアップ(試作模型)が活用されている。一方、モック制作を外部に委託している企業では、試作にかかる時間や費用が課題となる場合もある。
こうした課題に対し、3DCADと3Dプリンターを組み合わせたモック制作の内製化は、設計変更への迅速な対応や試作工程の効率化につながる手段として注目されている。
今回の体験会では、3DCADを使った設計から3Dプリンターによる出力までの工程を約2時間で紹介する。3Dプリンターの導入を検討している企業や、外注しているモック制作を自社で行いたい企業、小規模な体制から内製化を進めたいチームなどを対象としている。
RhinocerosやFusionによる設計から3Dプリンターでの造形まで
体験会では、株式会社Tooが3DCADソフトウェア「Rhinoceros」と「Fusion」の特徴や活用方法について説明する。
Rhinocerosは、自由曲面を含む複雑な3D形状のモデリングに対応するソフトウェアで、工業デザインやプロダクトデザインなどの分野で利用されている。一方、AutodeskのFusionは、3DCADを中心に設計・製造に関する機能を統合したソフトウェアで、機械部品や製品の設計などに活用されている。
続いて、APPLE TREEが取り扱う3Dプリンターのラインナップや、造形データの準備から出力までの流れを紹介する。
実機デモでは、Bambu Labの3DプリンターやFormlabsの光造形方式3Dプリンター「Form 4」などを取り上げる予定だ。
Bambu Labの3Dプリンターは、熱可塑性樹脂を積層する材料押出方式を採用しており、比較的手軽に樹脂製の試作品を製作できる。一方、Form 4は液体の光硬化性樹脂を使用する光造形方式を採用し、細かな形状や滑らかな表面が求められる造形に対応する。
体験会では、こうした異なる造形方式の3Dプリンターについて、出力準備の流れや造形サンプルを確認できる。
設計ソフトウェアと3Dプリンターを組み合わせた制作工程を理解することで、自社の製品開発や試作業務に適した設備・運用方法を検討する機会となりそうだ。
10月28日に東京で開催、定員は15名
体験会は2026年10月28日(水)、APPLE TREE株式会社の東京ショールームで開催される。定員は15名で、1社につき3名まで参加可能だ。
開催概要は以下の通り。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | 3Dモック内製化 体験会|デザイン~試作を2時間で体感(3Dプリンター×3DCAD) |
| 開催日時 | 2026年10月28日(水)10:00~12:00 |
| 会場 | APPLE TREE株式会社 東京ショールーム |
| 所在地 | 東京都港区芝大門2-9-4 VORT芝大門Ⅲ 9F |
| 主催 | 株式会社Too |
| 協賛 | APPLE TREE株式会社 |
| 定員 | 15名(1社3名まで) |
| 所要時間 | 2時間 |
| 主な内容 | 3DCAD紹介、3Dプリンター紹介、出力準備フロー、実機デモ、造形サンプル紹介、質疑応答 |
参加には事前の申し込みが必要となる。申し込み方法の詳細については、主催者の案内を確認してほしい。
応募フォームはこちら
https://www.too.com/seminar/3dcg/3dprinter_demo.html
シェアラボ編集部コメント
3Dプリンターによるモック制作の内製化は、単に外注費を削減するだけでなく、設計と試作を短いサイクルで繰り返せる点に大きなメリットがある。特に、製品の形状や使い勝手を何度も検証する開発現場では、必要なタイミングで試作品を製作できる環境が重要となる。
一方、3Dプリンターを導入しても、3Dデータの作成や造形準備ができなければ十分に活用することは難しい。今回のように3DCADと3Dプリンターを一体的に紹介する取り組みは、これから内製化を検討する企業にとって実践的な内容といえる。
また、材料押出方式と光造形方式の違いを実機や造形サンプルで確認できることも、導入する設備を検討するうえで参考になるだろう。
用語解説
| ■ モックアップ(Mockup)とは 製品の外観や形状、寸法、操作性などを確認するために製作する試作模型のこと。製品開発の初期段階で使用され、デザインの検証や関係者間でのイメージ共有などに役立つ。3Dプリンターを活用することで、デジタル設計データから短時間で製作することが可能となる。 |
| ■ 3DCADとは コンピューター上で立体形状を設計・編集するためのソフトウェア。製品の形状や寸法を3次元データとして作成でき、3Dプリンターによる試作や製造にも利用される。代表的なソフトウェアにはRhinocerosやAutodesk Fusionなどがある。 |
| ■ 材料押出方式(MEX)とは 熱可塑性樹脂などの材料をノズルから押し出し、層を積み重ねて立体物を造形する3Dプリンティング方式。一般的にFDM方式やFFF方式とも呼ばれ、試作品や治工具、各種モックアップの製作などに利用されている。 |
| ■ 光造形方式(Vat Photopolymerization)とは 液体の光硬化性樹脂に光を照射し、必要な部分を硬化させながら立体物を形成する3Dプリンティング方式。微細な形状や滑らかな表面を再現しやすく、精密な試作品やデザインモデルなどの製作に活用されている。 |
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