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クラスターテクノロジーがストップ高。バイオ3Dプリンターへの期待感を受けて引き続き上昇基調。

バイオ3Dプリンターに活用が期待される超精密インクジェット機構を製品に持つクラスターテクノロジー(東京証券取引所:ジャスダック)の株が2019年9月13日にストップ高を記録、17日も引き続き買われ、+80円の481円の終値を付けた。

中米貿易摩擦、中東情勢緊迫化など製造業全般に景気感の下押しがあるが、活況の理由はバイオ3Dプリンター関連事業

樹脂製品一般が昨今の中米の貿易摩擦、中東でもイランを中心に情勢が緊迫化とグローバルリスクを受けて製造業全般(特に化学や鉄鋼を中心に)景況感が大幅に下押ししている。そんな中で同社株価も下落傾向にあったが、バイオ3Dプリンターの実用化期待の高まりをうけて一気に買われ、ストップ高を記録したとみられる。

クラスターテクノロジー社とは

クラスターテクノロジー株式会社は東大阪に本社を構える化学関連企業。事業内容は各種合成樹脂の製造(樹脂複合材料の製造)、プラスチックの成形加工 、 プラスチック成形品の組立加工 、 成形用金型の製造及び販売 、 プラスチック成形材料の販売となっている。

樹脂複合材料の技術をコアとして、材料から金型、成形、アセンブリ、品質解析まで一貫した生産体制を保有しており取引先はソニー、キヤノン、リコー、富士電機、菱電商事、長瀬産業などと、そうそうたる顔ぶれ。デジタル一眼レフカメラのオートフォーカス用のセンサーホルダー、イメージセンサ周辺部品、インクジェットヘッドのベース部品など、金属やセラミック材質で構成されていた部品を樹脂製品に置き換える提案などに強みを持つ。同社の個人投資家向け資料によると2018年度の売上は 8億3千万、従業員数70名となっている。

バイオ3Dプリンターに活用が期待「パルスインジェクター」

同社はナノ/マイクロ・テクノロジー事業として、精密成形を武器に用途に応じたカスタマイズ材料を提供してきた。知見を活かして、樹脂製超微細インクジェット「PulseInjector( パルスインジェクター®)」を開発。展示会などで大学研究室、各企業の研究・開発部門からの問い合わせが展示会などで増加してきている状況だった。パルスインジェクターは吐出時に熱を発生させないため細胞やタンパク質などの生体材料にも利用できることから、バイオ3Dプリンターなどへの応用が期待されている。

細胞を使って臓器などの立体的な組織を作り出す「バイオ3Dプリンター」が実用化段階に入っていることから、東京証券取引所ジャスダック市場に上場しているがストップ高となったが、株価は市場の期待感を示す指標。 やはり成長領域を支えるコア技術保有は好意的に評価される。 今後の同社の成長に期待がかかる。

関連情報

編集/記者

2019年のシェアラボニュース創刊以来、国内AM関係者200名以上にインタビューを実施。3Dプリンティング技術と共に日本の製造業が変わる瞬間をお伝えしていきます。

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