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カカオハスクを原材料としたライフスタイルブランド「brownew」から第一弾プロダクトが登場

カカオハスクを原料の一部に使用した「vase」/出典:VOID社

VOID株式会社(東京都墨田区)が、チョコレートの製造過程で取り除かれるカカオ豆の外皮「カカオハスク」を原材料の一部として、3Dプリンターで造形を行うライフスタイルブランド「brownew(ブラウニュー)」を発表。

その第一弾プロダクトとして「vase」「stand」の2つの商品を2023年6月29日から販売開始した。価格は「vase」が9,000円(税込)、「stand」が15,000円(税込)。画像はカカオハスクを原料の一部に使用した「vase」(出典:VOID社)

3Dプリンターで表情を変えながら一括製造

VOID社が発表した新しいライフスタイルブランド「brownew(ブラウニュー)」は、チョコレートの製造過程で取り除かれるカカオの外皮「カカオハスク」を使用して、3Dプリンター製の製品を制作した。

この製品は、人々にとって身近であるチョコレートから発想を得て、一つひとつ表情が異なる表情を持つ。製品は3Dプリンターを用いて、一つひとつの面のかたちやテクスチャを変化させながら一括で製造される。これにより、カカオならではのブラウンカラーを持つ、ほかにはない製品として人々の生活の一部となることを目指す。

リゾートホテルで使用された「brownew」の製品/出典:VOID社
リゾートホテルに導入された「brownew」の製品(出典:PR TIMES)

イタリアのミラノで開催される国際的な家具の見本市「ミラノサローネ」では先行体験会が実施され、トスカーナ州にある資源循環や地産地消を大切にするリゾートホテル「Poggio ai Santi(ポッジォ・アイ・サンティ)」や、その中レストラン「IL SALE(イル・サーレ)」では実際に「brownew」の製品が使用されているという。

2つの製品を発表した「brownew」だが、今後はライフスタイルブランドとして、オーダーメイドでの制作受注対応を今後行っていく予定のようだ。今後、どのように3Dプリンターを活用していくのかにも注目していきたい。

カカオの廃棄物を利用して3Dプリントを行う例の一つとして、米ニューヨークのValentino Gareri Atelierがエクアドルのチョコレートメーカー「MUZE Cacao」と非営利団体「Avanti」にカカオ産業におけるイノベーションセンターである「cacao eco village」を設計した事例を紹介する。ぜひ以下のリンクからご覧いただきたい。

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今回のニュースに関連するものとして、これまでShareLab NEWSが発表してきた記事の中から3つピックアップして紹介する。ぜひあわせてご覧いただきたい。

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